3Fに入るべーカリーカフェ。
テレビプロデューサーだったオーナーが、突如パン作りに覚醒してオープンさせた異色のお店。日本では「沢村」や「鎌倉松原庵」なんかをオシャマに手掛ける「フォンス」が展開していますね。
グランフロントに鳴り物入りでオープンした際に食べに寄ったよなぁ。
NY本店の方は経営に失敗して、すでに閉店しちゃってるみたいなんだけど、日本は上手くやっているらしく、この場末た横浜にもやっとこさ支店が流れてきましたよ。
お店は幾分手狭なスペースです。パンやお菓子の店頭販売の他、イートインも可能で、体裁的にはチェーン系のコーヒーショップと大きく変わりません。
パンやケーキの種類も多くはねぇな。ちなみに8階の映画館の入り口には同系列のブラッスリーも出店され、そこで焼いたパンをこっちに持ってきているって書いてありましたね。
看板商品のプレッツェルクロワッサンをつまんでおきましょう。
文字通り、プレッツェルとクロワッサンを悪魔合体させたパンです。
クロワッサンてば、時間が経つとヘナっとなってしまう問題を抱えていますが、プレッツェルの呼吸をまとったこの商品は、表面のパリサクを維持したままに持ち帰ることができそうです。
食べ口はかなりドッシリしてるのよ。軽やかなパリの魂と引き換えに、アメ公好みの腹持ち良さが備わっています。風味についてはバターリッチというよか、ごまの方が支配的だよな。生地に若干のパン臭さが残っているためかもしれませんね。いかにも太りそうな油分を感じます。
これさ、食べてると喉がモサモサになる系なので、ドリンクは必須です。いうほど塩は効いてませんし、単品よか、中に具を挟んだサンドイッチのほうが良かったかもな。
後日、人気No.2のベーカーズマフィンもいただきました。私はこっちの方が好きよ。
これもまたゴツくて、ズッシリしてるんだぜ。
マフィン型で焼かれているものの、クロワッサン的でもあり、カヌレ的でもあり、シナモンロール的でもある面白いパンです。
表面はざっくりネッチリ、中はもっちりじゅんわり。シナモンとはちみつ、アップル、くるみ。カロリーのゴッドがブレスするほどの糖分ではありませんが、そこそこ甘くて、バターリッチ。
つまんだ生地をグニグニと積み上げた構造なので、巨魁にかぶりつかずとも、スナックパインのごとく、ちぎりながらいただくことができます。
カスがザクザク落ちるプレッツェルクロワッサンよかキレイに食えるから、イートイン向きかもね。
もっとも、こんなのをニヤニヤ喰らってる様は、ザ・シティなスマートさとはほど遠い光景だけどな!!!
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