宇治橋通りにある老舗茶舗。
宇治といえば、言わずとしれたお茶の街よ。
平等院への参道がことごとく深緑色に染まるくらい、お茶関連のお店が軒を連ねておりますね。
もっとも、茶の聖地でありながら、意外に茶道のテイストを味わえるお店は多くないんだよね。観光客の需要は、抹茶パフェ的なもんに偏っているらしく、名だたる老舗すら見栄をかなぐり捨てて、女子ウケスイーツ路線に毒されている状況です。
そんな感じで、再開発も進む界隈で、450年からの歴史をもつ「上林春松」は茶史を綴った記念館を併設する邸宅をドーン構えております。
やはり、高台寺あたりにホテルとコラボしたサロンを出店したりしているのですが、ナンパ路線を突っ走るというよか、地に足のついた茶販売をしている印象だったのよ。
門前の売店の一角には、簡素な呈茶コーナーが設けられており、当代が自ら挽いた季節のお抹茶をいただける趣向です。
んで、出てきたのがコレという・・・
いやいや、お茶の味わい以前に、何なんだ、これは・・・
京都には数多の名菓子舗があるというのに、よりによって「鼓月」を選ぶか?
それをパックのまま出すか? この剥いたゴミどうせいっちゅうのよ?
やっすい器、ヘラヘラなプラフォークは菓子を割ることもできねぇし。極めつけは角盆の隅にびっしり残った埃よ・・・
いやしくも本店で供するもんが、この有様とは、春松、マヂかよ。
濃茶で顔を洗って、目ぇ覚ませよって思ったわ。
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