寺町の商店街にある大正元年創業のお菓子屋さん。
シンプルな中に、ご当地らしい美意識を感じる店頭ですね。
でも、こちらは敷居高い系のお店ではなくて、気さくな餅菓子やお団子を並べた、おまんやさん。
繁く人を集めたり、行列するような風景も無いんだけど、素通りするには惜しいお菓子を売ってます。
いやぁ京都はつくづく恐ろしい街よ。
名物は八方焼。
四角いのあんこの六面へ薄皮を焼き付けた六方焼というお菓子がありますよね。私も大好きなのよ。
きんつばをゴージャスに発展させたものという説がありますが、京都でもよく見かけますし、関西圏に多い印象ですよね。
こちらの商品は、さらに亀甲型の八面を作って、末広がりの縁起をかついでいるのでしょう。
もちろん、お味的には六方焼きと大きく変わるものではありませんが、2方増えた分、若干大きくなって、たっぷり食えるのが良いところ。特に甘香ばしい皮の風味と、すっとしたこしあんのバランスが良いと思います。
お供は栗餅です。お餅は柔らかく、あんはやはりすっとして、餅菓子としてはもう一歩欲しくもなります。でもね、中身の7割?が大きなぼっ栗で占められており、まさに栗餅!!といった感のお菓子でありましたよ。
やっぱ、京都のお菓子はウメェな。
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