千本通りにある、おこぶ屋さん
お茶をして、通りに出たところ、こちらのお店とズバンと目が合ってしまったので、素通りはできませんでした。
こちらの佃煮や潮吹き昆布などは、駅やデパート、主要なお土産スポットにならんでいますし、なんなら物産展の常連でもあるので、遠方に住まう我々にも馴染みあるお店の一つかもしれませんね。
ただ、本店を覗いて、店頭で量り売りされている、だし昆布、煮しめ昆布、おでん昆布など各種昆布の山を見ていると、お土産専科ではなく、ちゃんと市井の昆布食文化の上に立ったお店なんだなって感じます。
ここから先は、町家の並ぶ西陣のエリアになりますが、奥さんたちが、こちらで買った昆布を使って日々のお料理に励んでいるのかな。
佃煮の一番人気は、刻んだ茎わかめと山椒を炊いた鞍馬。しっかりとした味わいですが、いやらしくはなく、茎わかめのぷりっとした歯ざわりを残したもの。
そうそう。私デブは、最近やたらと昆布をしゃぶっているのですよ。しょっぱい系おやつって油菓とか米菓とか太るもんばっかりだからさ、ローカロリーを探すと煮干しとか炒り豆とか昆布とか、お前は平安時代の役人かってもんしか見当たらないんだよな。
べつに普通のだし昆布をしゃぶってもいいのだけど、硬ぇから、こういう専用の薄いもんが中年の歯茎には優しいです。塩分だけでなく、若干の酸味も合って食べやすいよ。
もっとも、ヘルシーとかふかせつつ、揚イモしっかり買ってしまうとこが、痩せない理由。
ぽて昆は昆布の粉末をまとわせた、山椒風味のポテトスナックで、まぁマズいはずがありません。
コメント一覧