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京都・大徳寺前の「松屋藤兵衛」で紫野松風

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大徳寺のならびにあるお菓子屋さん。

松風御三家の一つですね。

やはり創業250年ほどになるという老舗。

茶道の聖地である大徳寺の御用ですから生菓子やお干菓子も扱いますが、代表銘菓は味噌松風です。

松風は本願寺にも発送説があるお菓子なんだけど、お隣の大徳寺生まれとも言われており、縁深きこちらに伝わるものであります。

お店は趣ある構えで、下々で暮らす我々はちょっとビビりますけど、中に入ると優しげなご主人がとっても丁寧に対応してくれるから、安心して立ち寄ってみてくださいね。

こちらの紫野松風はフルボディなんだよ!

しっかり焼き込んであり、表面の焼き色も食感もハード。中のムッチリとの対比が楽しいのです。

味噌の焼けた甘香ばしさも随一なんだけど、さらにご当地らしく大徳寺納豆が風味も加わるから、複雑味が一層増しているの。個人的にはこちらの松風が一番カッコイイと思います。

ちなみに、翌日以降は表面もソフトに変わっていって、それもそれでありなんだけど、やはり買ってすぐ食べるのが醍醐味だと思います。パック品以外は、生菓子的に扱った方がいいな。

もひとつ買ってきたのが、珠玉織姫。

米粉と蜜を練って固めたカラフルなお菓子で、かじると表面カリッと中は柔らか。

ごま、梅、ニッキ、ゆず、しょうがと、五色がそれぞれ違うお味になっており、こんな小さなひと粒から、香りがしっかり広がるのです。

やはり、京都は菓子の楽園だなぁ。

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