羊山公園の芝桜の開花時期に併せ、会場脇に「秩父路の特産市」と銘打った屋台村が出来ておりました。
コロナの影響で、今年は実に3年ぶりとなる開催なんだって。
地場の物産や木工品、染物等々が販売される、まぁ、ありがちな風景であります。
一方、食においてはヤキソバなどに混じり、ご当地らしい豚みそ丼やみそポテト、ジビエや山盛りの山菜天ぷらなども見えて、思いの外、興味を惹かれる内容でもありましたよ。
この後に過酷な食べ歩きロードワークを予定していなければな。この会場であれこれつまんでも楽しかったかもしれん。
自らの消化機能に衰えを感じる今日この頃ですよ。デブとはいえ、欲望の赴くまま飽食できない身体になってきた哀しみ。
んん? おかしくね? そんな食べれないのに、贅肉はたっぷりついたままって、収支おかしくね??
さて、ご当地には ”すまんじゅう” という食べ物が伝わっているらしく、いろんなお菓子屋さんで作られているのを見かけます。
この ”す” というのは、”素”ではなく、どうやら”酢”の文字を当てるようで、ふくらし粉の代わりに発酵させた麹を練り込んで作るのが特徴みたい。要するに古式の酒まんじゅうの作り方ですね。
お食事前でも饅頭一つくらいは許されるだろうということで、会場で目についたものを摘んでみたところ
これが旨~い!
見てくれはややヘタった感もありますが、やはりこの皮が良いのです。もっちりして、ほんわか酒の甘い香り。微妙な酸味もあり後口がほどよく締まる感じです。
中に入る素朴なつぶあんも好相性。
道の駅でも売っていたので、これ幸いとお土産にも買ってきました。
作っているお店は大野原の駅の近くにあるらしく、大正11年創業の老舗なんだって。
他ではふくらし粉を混ぜている商品が多いようで、お饅頭としての見てくれは良いのですが、食べるとやっぱちょっと違うんですね。私が今回食べた中では、こちらの古式なすまんじゅうが一番旨かったです。
こういうお饅頭は、横浜の近所では絶対買えない、旅先ならではの楽しみだよなぁ。
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