今回、吉田のうどんを食べ歩くに際し、とても役に立ったのが、現地で配られていたこの冊子です。
富士吉田市内にある山梨県立ひばりが丘高校には、なんと「うどん部」なる部活が存在するんだって!
うどんの食べ歩きや試作の他、ネットでの情報発信やイベント出展等が主な活動。さらに、次代のうどん店主を育てるべく、休日には地元ショッピングセンターのフードコートで吉田うどんの実店舗まで運営しているんだってさ! すっげーよな!!
スケジュールが合ってたら、オジサンも絶対食べに行ってたし、なんなら入部もしたいくらいだぜ。
冊子は年一回発行される彼らのフリーペーパーで、これがめっちゃ優秀なのよ。外部の手が入ってないとしたら、まさに驚嘆です。今回一番のお土産として、大事に持って帰りましたよ。
地域のPRに ”若いアイデア” が都合良く使い捨てられる学生ポルノも珍しくありませんが、こちらの活動はそういう枠組みを越えた、ガチよ。おそらく指導する先生も偉いんだろうね。
街中でも彼らの写真を使った販促物をまま目にすることになります。つっても、実在の高校生だし、厄介を招く恐れはないのかと心配もしますけど、町おこしの最前線で旗を振る矜持が伺えるのです。
うどん部、頑張れよ! ほどほどにしないと後に太るから気をつけてな!!
地元企業の商品開発にも参画しているらしく、これも優秀じゃん。
今回、目についたのはこの3商品で、いずれも道の駅での取扱がありました。
ドライタイプのすりだねはごまの風味で、うどんだけでなく様々使える汎用性。
濃縮タイプの吉田うどんだしは味噌味ベースで、独特なうどん汁をよく再現していますね。それだけ飲んでみるとこんなに淡くて大丈夫かなと思うくらいだけど、仕立ててみると、まさにそんな感じになるのよ。
顎砕きMAXという名の生うどんも面白いのです。
他の生麺は、硬いいうてもそれほどの無茶はしないのでしょうが、こちらの商品は吉田うどんと聞いて想像する通りのハードな食感が楽しめるもの。茹でると水分吸ってぶっとくなるから、食べごたえも満点で、表面はツルリとして、噛むとガツリ芯のあるような食感です。
これも茹で上げを温麺にすると、ほどほど程度の食感を残しつつ食べやすくなりますし、温冷でだいぶ様相が異なるもんだな。
今回の吉田うどん旅では、原理主義にのっとって温麺のみを攻めたわけですが、こうして冷やしを食べてみると、そもそも私の中にあったやたらストロングな印象は冷麺の方で形作られていたのかもしれないわ。
ご家庭で作る際、具はキャベツとお揚げで十分。ただ馬肉煮たのをパックで売ってもアリなんじゃないかな? ぜひぜひ商品化をご検討くださいませ。
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