忍野八海で一番に思い出されるのは、やはりこちらのお店。
地元の名水で打った、蕎麦やうどんを扱う製麺所です。
お土産を買いに寄ると、まずは試食をしていけとカウンター席へと誘導され、一口どころか、普通に一人前はあろう蕎麦やうどんが振る舞われてしまう流れなのです!
その分、商品価格に乗っかるのならまだしも、むしろ安いくらいだし、そんなにサービスして大丈夫なのかとひたすらな戸惑いと共に旅の記憶へ強く刻まれるお店だったのよ。
もっとも、最後に立ち寄ったのはかなり前のことで、ネットを見ると、その後、試食をあさるだけの無法が横行して、システムが変わったとの話もありましたね。
今回、せっかく忍野まで足を伸ばしたので、家族も懐かしがろうとお土産を買いに寄ったのです。
もちろん、こちらからは何も催促しませんでしたが、婆さんが商品を包む間に「あれはどうなったのよ?」「このお客さん、試食のことを気にしてるのかしら?」的な無言の探り合いがありましたね。
結論として、コロナの影響もあり、目下試食は休止しており、その代わりに1食分をおまけに付けてくれる形になっているようでした。
それで良いと思いますし、なんならおまけも無理しなくていいと思います。
ただ、あの振る舞いはお店側の楽しみであったのかもしれませんね。空のカウンターに座ってた店の爺さんは、なんとなくさみしげな雰囲気でした。
お蕎麦と細うどんのミックス箱の購入です。
冷凍保存のウェットなすりだねは、ややダレた印象でしたが、麺類はおいしくいただけますね。
地域的には太いうどんを買いたくなりますけど、こちらのお店ではツルリと喉越しの良い細うどんの方がオススメよ。蕎麦は温麺にいい感じかな。
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