ラスカに入る駅弁屋さん。
駅ビルもろともにJR東のグループが経営している店舗で、主に小田原「東華軒」の商品をならべているみたいですね。「東華軒」は駅のコンコース内にも独自に出店しているので、駅弁購入目的ならば、わざわざ駅を出る必要はありません。
「東華軒」というと、小鯵押寿司や鯛めしのイメージでありますが、こゆるぎ弁当も看板商品のひとつなんだって。”デラックス” と ”こゆるぎ” が語感的にさっぱり親和しねぇ命名に、昭和な力技を感じますが、わっぱ飯をモチーフに、茶飯の上へ様々な具を乗っけたお弁当なんだね。
中央に立派な海老天がどーんと横たわり、香ばしい焼き鳥や、炊きもの、崎陽軒のよかライトな筍煮などの具材が所狭し。ボリュームもたっぷりで、やたらDXなお祭り気分は伝わってきますよ。
特に鶏そぼろが自慢なんだそうで、巷のポロポロとは異なり、グリーンピースを混ぜた餡状になっているのが特徴です。そぼろのお味は結構甘く、その突出を他の具材がフォローするようなバランス。
一つ難があるとすれば、電子レンジにかけられないことかな。駅では冷蔵で売られておりますし、やはりほんのり温かいほうがおいしそうなお弁当なので、パッケージ等なんとかならんものかと思います。
熱海ご当地性も薄いのですけど、元々小餘綾ないし 小由留木というのは、小田原の地名のもとになったとも言われている言葉らしくて、つまり、これは小田原弁当ってことじゃんか!
そもそも熱海の売店でメインを張る商品としてどうなのかなと思ったりもするよね。冒頭から ”相模” を掲げてるしさ!
近年は熱海も活況ですし、乗り換え需要もあるのだから、独自の駅弁を展開しても良いんじゃないか?
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