二荒山神社のお向かいにある和菓子屋さん。
大鳥居の正面にある馬場通り1丁目交差点は、宇都宮の市街地でも人流溢るる場所。
そんな一等地で営業するこちらのお店は、餅菓子やお団子などを扱う、気取らない菓子店です。
たとえその気はなくたって、信号を待つ手持ち無沙汰に、ついつい覗いちゃうのが人の性。
もちろんそれだけではないでしょうけど、こんな悪天候に於いても、お客さんが途切れない人気店でありましたよ。
看板に掲げる ”日本一の大福” というのが実績なのか、ハッタリなのかはよく分かりません。
それよか、称号とは裏腹に、イチオシ商品がどら焼であることについて、鋭く固めた手刀でツッコミを入れておきたいのです! せめて初志貫徹してくれ!!
もっとも、このどら焼は、お店が推すだけあって、ちょっと珍しいタイプなのよ。
パッケージにもふんわりどら焼きと書かれておりますが、スフレみたいにきめ細かく焼かれた分厚い皮が特徴で、かじりごたえは満点よ。
一方、皮の強度に対し、あんこがやや負け気味なのは、もったいないかもね。
甘さ控えめなあんこが詰まった豆大福。
これが日本一かと聞かれると、どうかなとは思いますが、景気よく吹かしてもらった方が食べる方も楽しいのよね。素朴な小豆の風味がして、なかなかイケる大福であることは間違いありません。
”ゆでまん”て、なんだろう? 今回、初めて食べました。
調べてみたら、主に北関東の農村地域で食べられる郷土菓子らしく、練った小麦粉の皮であんこをくるんで、茹でたものらしいのよ。
一部沖縄のまんじゅうやいきなり団子の皮みたいな風合いだけど、蒸さずに茹でる分、皮がプリッと仕上がる気もしますね。また、薄い皮に対し、あんたっぷりな比率になるため、あんこ好きにはいいお菓子。
特にこちらのあんこは控えめな塩梅なので、ちょうどよいバランスになって、このお菓子が一番気に入りました。
コメント一覧
日本一の大福は大きさだよ!わからないのですか?
>匿名さん
わかるかよっ!
なるほど、注文すると大きな大福やどら焼きを作ってくれるのね。
過去に日本一の大きさの大福を作ったことがある。今はわからないが、店頭に見本がありました。少なくとも最近まではオーダーすれば作ってくれてた。
>匿名さん
なるほど。
巨大な大福を両手でかかえながら、かじりとるのも一回やってみたくはあります。
やっぱ、切り分けて食べるのかしら?