熊野神社の近くにある、おでんと焼き芋のお店。
こちらも相当にレトロというか、雰囲気のあるお店なのよ。
いかにも下町店風な構えではありますが、100年もの歴史がある老舗なのだとか。
店内も実に渋くて、味のありすぎる環境です。ただ、不潔感は全くありませんね。しっかり維持されているのだなと感じます。
お店の奥に郷土資料館でしか見たことのないような竈があってさ、店名の通り、そこで焼き芋を焼くんだって! いやーーん、絶対食べてみたいじゃんね!
生憎、まだ季節が早かったのだけど、再度、静岡を訪れる折には、絶対立ち寄ろうと決めました。
その他、かき氷やおむすび、一人でつまむのはちょい重めな大学芋も販売中。地元のお客さんがパラパラやって来ては、軽く言葉をかわしつつ、おでんとともにもち帰る風景です。
おでんについては、観光客だと気づいたお母さんが丁寧に説明してくれました。
こっちのおでん屋さんは、みんな優しいよな。
手前からこんぶ、じゃがいも、牛すじ、すじです。
やはり牛すじが旨いのです。ペロペロなスジ部分だけではなく、お肉もたっぷり付いて食べごたえあり。ハゲないように昆布。ネットリとしたじゃがいも。
牛ではない方のスジは、うちらの地元ではおなじみなのだけど、静岡にも流通してるんだね。サメのスジや軟骨で作る比較的しっかり食感な練り物です。
やはり、お出汁の味はほどよくて、真っ黒過剰な感じはしません。おいしいおでんよ。
何より、お店の雰囲気や、こうしたおでん屋さんの文化がプライスレスの価値だよなぁ。
コメント一覧
またしても、初見で大やきいもとは(以下略)
徒歩圏の近所です。
大やきいもさんは塩をたっぷり撒いた竈で焼くので干し芋のようにねっとり甘い独特の焼き芋になっています。自分は大学芋が好きです。
芋以外も幼少の頃は駿府公園へ行く前後にここに寄っておでんとおにぎりで済ませたものです。味も優しいし良心的なお値段ですよね。
この通りは長谷通りと言って、どら焼きのあった赤鳥居とならぶ神前町の通りであり、静岡高校の学生街の性格もあってかき氷やアイスを出す軽食が何件かあります。
菓子問屋のふくよしは市内の町内会や学校の催しの際にお菓子の詰め合わせの注文がよく来ます。店主が少し小口の客には…な面がありますが。静岡市では珍しく銭湯も残っています。
>名無しの葵区民さん
いいとこに住んでますねぇ。
なるほど鳥居前の商店街だったのか。
意外と交通量があったので、ゆっくりは見られませんでしたが、いくつか宿題が残っております。
次はお腹をすかせつつ焼き芋も大学芋もいただければいいなぁ。