近鉄の駅ビル地下にある、粉ものスタンド。
すっかり近代化を果たしたJR駅に対し、旧来の猥雑な風景を残している私鉄エリア。
近鉄が名鉄に南北を挟まれている歪な構造の元、無理につなげた地下街も上がったり下がったり、もうどこがどうなっているのか、ワケワカランのですよ。
いずれもかなり老朽化しており、ちゃんと更新できる体力があるのかと心配しましたが、近々リニアを期にまとめて再開発される予定らしく、やはり名古屋経済は心強いなと感じます。
さて、”元祖名古屋流お好み焼きの店”を掲げるこちらのお店で、お好み焼きを買ってきました。
実はうちの近所の下町エリアに、生地がやけに甘いお好み焼きを出す屋台があり、もしや名古屋ルーツなんじゃないかと推察していたのです。
そもそも、名古屋式のお好み焼きとはどんなものなのか?
関西関東のような混ぜ焼きでなく、薄く伸ばした生地にキャベツを乗せ、さらに生地をかけ回してからひっくり返すという、亜種広島式なお好み焼きらしいのよ。売値は安く、大きさもやや小ぶり。半分の折ったものをうぐいす紙で巻くスタイルは、私にも馴染みが深いものです。
こちらのお好み焼きは見た目あんまりきれいな仕上がりではありませんね。ピッチリ押し焼きされたもので、キャベツのシャキシャキ感が具合よく残っております。生地が薄いからか冷めても固くはならず、温め直さなくてもわりとイケそうよ。
推してる風な醤油味にして、シンプルに味わうことが出来たのですが、生地自体はそれほど甘いものではなくて、どうやら予想は外れたみたいです。
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