今回、清水に何を食べに来たのか?
「カツ丼っす!」と答えて、皆様に呆れられる様が目に浮かびます。
清水桜が丘高等学校のお隣りにある、町のお蕎麦屋さんです。
「岩久」は例のエゲつなき葵タワーに本店を構える蕎麦店で、静岡市内に複数の暖簾分け等が点在するブランド。こちらもその一軒なのですが、経営や内容は異なるようですね。
夕食時間はボチボチ営業のご様子。お母さんが明るく迎えてくれました。
レモンが乗ってるの。
この輪切り一枚のために、はるばる横浜から電車に乗ってきたというね…
カツライスになら、あるいはソースカツ丼になら、まだ分かるのです。でも、普通の煮カツ丼にレモンが乗ってくるのはちょっと面白くね? 駿府ではソースがけやタレにソースを加えた煮カツ丼いただきましたけど、やはり蕎麦というよりは、カツレツ方面からのアプローチを感じるアレンジです。
もちろん清水のカツ丼がみなレモンを乗せてるわけではなく地域文化とは言えませんが、この地には江戸幕府の施策を良しせぬ由比正雪魂が潜伏している気がします。
ご飯少なめって言ったのにぃ!!
かなりつゆだくで、丼がベッタベタになるようなパワフル盛りこみです。カツはほどよい厚みで食べごたえがあり、脂もコクがあって旨いもの。素直に旨いカツ丼なのです。高校のお隣は信頼できる!
レモンが合うのかと問われれば、なんの違和感もなくマッチしますよ。ポンズで食う場合もあるわけだし、特にロースの脂身を落とさないカツについては、穏やかな酸味のおかげで、あと切れ良くいただけますよ。
豆腐のお味噌汁はお蕎麦屋だけに味噌よか出汁の風味を感じるもので、これもおいしかったわ。
満足満足。
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