昔は「京都ホテル」という看板でしたよね。
かつての長州藩邸跡にそびえる、京都の老舗ホテルの一つじゃろうなぁ、桂さん。
外資がバリバリと侵略する近年においては、すでに一昔前感が漂いはじめてはいるのですが、相応の格式や安定感は、まだまだバカにできないなと感じます。
朝食会場は最上階にあるトップラウンジ。
朝の時間は宿泊客が詰めかけて、満席に近い賑わいになっておりました。
鴨川側に設けられた飲食スペースは窓に沿って奥行乏しき構造となっており、決してゆったりな環境ではありません。
ただ、スタッフの対応は丁寧だし、皿下げ等もまめに気をつけてくれるので、ガヤガヤしつつも、心地よくお食事ができますよ。
高層建築が憚られる京都の中心部では、17階といえど突出した楼閣となっており、下々を見下ろす眺望が見どころの一つです。
「けしからん」と坊主らにギャンギャン言われたらしいのですが、これが京都市役所のすぐ隣に建っている点においても、殊更の待遇がうかがえますよね。
ただ、冬の朝は正面から陽が入りまくるので、せっかくの広い窓も半ばブラインドが降りた状態で営業しておりました。夜は想像以上に暗くなっちゃうし、景色を楽しむ目的なら、ランチブュッフェが最適かもしれませんね。
ビュッフェのお料理は洋風定番に加え、季節のおばんざいや湯豆腐、辻利のイマイチな抹茶ラテ等のご当地要素もそつなく提供しております。
実演のオムレツの具も、ちりめん山椒や京つけもの、九条ネギなど選べるのです。
やっぱし、ホテルの朝オムレツはイイ! 神様が私に上々のオムレツを焼く技を与えなかったことを、むしろ感謝しなければなりませんな、新島ジョー先生。
ところで皆さん、ビュッフェに置かれがちな、この9ツ仕切り皿をどう思います?
どう頑張っても、おいしそうには盛り付けられない害悪ですよね!
ただ、どれもお味はちゃんとおいしいものなので、安心してください。ええホテル感は味わえます。
オークラといえばフレンチトーストが有名よね。
以前は一階のカフェでもちゃんとしたのを食べられたんだけど、コロナの影響か、朝の時間は営業をしてないみたいだったのよ。
ビュッフェのそれは、もちろん同等とはいえないのだけど、出てきてすぐならば、ふわとろ食感だから、鵜の目で狙ってゲットしてほしいのです。そこだけは忘れずに!
コメント一覧
ホテルの名前が違います。
「京都ホテルオークラ」が正しい名前です。
じゃあなんで公式サイトでの名称が「ホテルオークラ京都」になってるんです?
ホテルサイドが自分のところのホテルの名称『わざわざ』間違えたりしますかねぇ?
裏取りもせずに言ってるんだったら恥ずかしいよ?
ホテル名は「ホテルオークラ京都」に名称変更されていますね。
https://www.hotel.kyoto/okura/wp-content/uploads/sites/2/2021/05/2021_06Rename-information.pdf
改名したばっかだし、しゃーないと思うよ。
我ながら記事内容がクソなんだから、そっちを叩けば良いのになって思うけどね!