裏路地にある老舗の喫茶店。隠れ家というには有名すぎるお店なので、この日の午後も満席になる賑わいでした。
繁華街とはいえ、この狭いエリアに昭和初期から営業を続ける喫茶店が複数生き残っているのは、やはり京都らしさだと思います。それらの変わらぬ佇まいが再評価されている点も、時を積み重ねて価値とする街ならではよね。
荘厳なクラシックが響く店内は、アンティークや絵画に彩られた古城テーマパークのような環境よ。
古いお店らしく、諸々の設計が手狭なのですが、ハマると落ち着くような穴蔵感があります。
ただ、混み合っている関係で、若いバイトがバッタバタしながら給仕してて大変そうだったわ。
京都にウィンナーコーヒーをもたらしたお店で、珈琲メニューはそれしかありません。
なんでも、物資の乏しい戦後に純生クリームにこだわったのが売りとなったらしいのです。
ベースのコーヒーがソービターなので、クリーム必須というか、丸めてちょうどよくなる塩梅だね。
写真で見るよか、実は小ぶりなムースケーキ。
缶詰フルーツを散りばめた懐かし風味のムースに、ブルーベリージャムが添えられます。
これも今となってはルックスキュートで、魅力的に感じるおやつです。
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