琴平の名物も、やはりうどんになるようです。
地獄のような石段を登るため、グリコーゲンをたんと蓄える必要があるもんな!
かの空海が香川出身だからとか、古い絵図にうどんを捏ねてるような様が描かれているとか、そんな論拠でもってうどん発祥の地をうたう動きすらあるようなのですが、こんぴら参りのお客さんを、うどんでもてなしてきた歴史は確かでしょう。
表参道にも、複数のうどん店が建ち並んでおります。ただ、スパイ学校のごとき屋号の麺打ち体験ができるお店とか、団体客を収容できるような観光店が目立っており、食べ歩き的にはピンときませんね。
こちらも有名店の一つ。
お店自体の歴史はそう古くないようですが、登録有形文化財指定の古い旅館跡を利用して、立派な体裁の店舗を構えておりました。店内にも金毘羅歌舞伎の錦絵などが飾られて、観光風情は十分よ。
この日は朝食の時間に訪れましたが、広いスペースに先客は3人ほどしか入ってないガッラガラ。
私は指定された壁際の席に荷物を置いて、その隣りに座っていたのですが、配膳のタイミングで姐に注意を受け、座り直しまでさせられて、ハァ?イミワカンナーイって感じでした。
息も絶え絶えで下山する頃には、こんな店にも行列ができていたので、バッサリ対応やきっちり詰めさすマニュアルも理解できますけれど、それも混雑次第なんじゃねーかと思うのですよ。
観光店の場合、余計なタネをくっつけて高単価を狙うのが常ですが、こちらの人気ナンバーワンは醤油うどんと書いてあり、やっつけ高回転路線も捨てがたいってことかもしれません。
温かい麺にだし醤油をかけまわしていただく式。揚げ玉、しようが、かつぶし、ネギが乗ります。
この食べ方はうどん自体の旨さが肝なので、ごくごくフツーなこちらの場合はいまいち食べごたえがありませんか。出汁を張ったかけうどんよか高いのもよく分からんし。
ちなみにホテル街の裏手に自社製麺工場併設のセルフ店も構えており、値段も更に安く食えるので、どうしても気になるならそっちで済ませてもいいのかも。
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