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太宰府で怨霊と対峙する

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太宰府に行ってきました!

西鉄福岡駅から天神大牟田線に乗っかって40分弱。

途中、ニ日市駅での乗り換えがありますが、思ったよか近いんだわ。

これならば福岡観光とセットの旅程で無理がありませんね。

今回は西鉄の太宰府散策きっぷを利用。

これはさ、天満宮との往復だけならば、それほどのお得感はありませんから、ついでに太宰府市のコミュニティバスも利用できるようにしてくれれば便利なのになって思います。

おまけの梅が枝餅交換券も1店で2個もらえる形で、カップル向きなんだよね(血涙)

ちなみに、私は帰路分を使う前に見事紛失したので、ご利益もクソもあったもんじゃないわよ!

菅公は間違いなく祟り神!

参道は立派な観光街になっておりました。

概ね利用することの無いお店だとしても、やはり、こういう場所をそぞろ歩くのが旅の楽しみです!

観光地にはベタで賑やかな観光街が必須なんだなと、しみじみ思います。

一方、太宰府天満宮ってのは、それほど大きくはないんだな。

学問の神様である菅原道真を祀った天満宮の総本社。

道真の遺骸を寺に運ぼうとしたら、この地で牛車が動かなくなったので、仕方なく廟を建てたのが始まりなんだって。

その後、様々な凶事が京を襲うわけなのだけど、どんなに頭が良くても結局は左遷されて、政敵だけでなく、都の民もろともにグジグジ呪いをかけるなんて、マヂ最低なちびちんヤローだよな! 

やはり福岡同様、アジアからの観光ツアー客を中心に大変賑わっておりました。

みんな、古代のこじらせエリートをちやほやし過ぎだと思いますよ。

樹齢1000年を超えるという飛梅です。

京の屋敷で愛した梅の木が、道真を慕って飛んできたという伝説なのですが、植物しかついてこなかったんだなと思うと悲哀しかありませんね。同じく人望がない私も身につまされる思いです。

TVカメラがなんか撮ってるなと思ったら、この日はちょうど梅の開花のタイミングだったみたい。

もちろん、咲いてるのには気が付かず! 

神社そのものの威容よりも、境内の木々が古代感を醸して、味わい深いです。

やはり歴史ある神社なんだな。自然は人の業を越えてくるな。

せっかくなので、観世音寺のあたりまで、足を伸ばしてみました。

私は西鉄五条の駅から歩いて行ったんだけど、コミュニティバスの利用が便利かも。

渋すぎる古寺なんですよ。

境内でなんらかの武術修行や闇試合が密かに行われてほしい、このロケーション。

現在の本堂は元禄元年の再建らしいのだけど、7世紀後半から造営が始まったというガチな歴史があるお寺なんだって。

太宰府天満宮からは微妙に離れているので、観光客は人っ子ひとりいなかったのだけど、いや、スルーするにはもったいなさすぎる。

周囲はこんな田園風景。

中央に見えるのが寺の宝物館なんだけどさ。くたびれきった雰囲気だったから、全く期待はしてなかったら、超絶立派な仏像等が多数展示されてて、たまげたわ。これを独り占めは贅沢過ぎる。

マジ観光スルーはもったいないですよ、観世音寺。

すぐお隣りにある戒壇院もこんな風景。

江戸時代に独立して禅寺になりましたが、元々は観世音寺の一部だったようですね。

ここでも勝手に悟りが開いちゃうんじゃないかという渋い空間を貸し切りです。

太宰府市、The・のどか。

かつて唐との交流で栄え、西の都とも称された面影は全然残って無いんだな。

でも、のんびり穏やかに暮らすには良さそうな環境です。

かの太宰府政庁跡も今は芝生の広場になっており、なんも無いんだぜ。

そもそも、なぜこの地に九州支配の拠点が作られたのか、不思議だったのね。

あいにく展示館が休館だったので教えてはもらえなかったけど、地図で見る限り、筑紫平野へと至る道程において、南北を山に挟まれた要衝なんだよね。港からもほどよく内陸にあり、元々背後の山には唐からの侵攻に備えた城がいくつか築かれていたという条件があったみたいですわ。

実はさ、翌日も再び太宰府に足を運んでおります。

楽しみにしてた「九州国立博物館」が休館日だったから! んもう、うっかりさん!!

博多、せめて太宰府政庁跡に隣接して建てれば良かったんじゃないかと思いますが、誘致には太宰府天満宮が大きく関わったようで、所有の裏山を切り開き、なんじゃこりゃという近未来的巨大建造物が置かれました。

天満宮のすぐ脇から、エスカレーターでもってアクセスする形なのだけど、参道の混雑に比べるとあんまりお客さんはお客さんは多くない様子です。アジアツアー客が寄らないからかな?

ロビーの巨大な吹き抜けに、ドーンと飾り山笠が展示されております!

この時は特別展「加耶」を開催しておりました。

交流史というには、だいぶデリケートな題材なのでありますが、そこは先方にものすごく配慮したような切り口になっておりましたわ。

美術や工芸の展示というよりは、歴史博物館的な性格なんだろうね。

展示の内容は、古代の諸々。

交易の品々などが中心となった構成でありました。

他の国立博物館と比べると収蔵品は少なめなのかもしれんけど、やはり出直して正解か。

様々な病を虫の形で表した「針聞書」の展示も有名ですよね。

その虫がフィギュアになっていて、可愛かったな。

太宰府天満宮と九州国立博物館で丸一日たっぷり楽しめて、さらに観世音寺などをゆっくり回ると、もう半日はほしいかなというボリュームです。

そして、それだけ滞在しても、ここで売られている梅が枝餅を全種類食べることは到底できません。

太宰府、楽しかったです。

飛梅の開花も再度確認しましたが、これっぽっちでやんの。

コメント一覧

  1. 匿名 より:

    道真公を馬鹿にする主に雷がおちますよーに!

    • 管理人 より:

      >匿名さん
      神罰を受けるとしたらカジュアルに人死を願う輩の方なんじゃないか? しらんけど。

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