風情の無い方の夜の街にあるお蕎麦屋さん。
ここも良く露出しているお店だよね。
中は下町の甘味喫茶のような雰囲気。
普通に入りやすいし、閉鎖的な印象はないよね。
壁には舞妓さんのうちわや、芸能人のサインがところ狭しと飾ってあるよ。
席につき、何気なく横を見たら桂小枝のサイン・・・
ああ、私は今、関西にどっぷりつかっているのだという実感!
時間も遅めだったからか、店内にはどこかダルい空気がながれている。
お客は私一人なのに、ものすごい時間がかかったような・・・
この日の夜はとても寒かったので、
お揚げさんを刻んだようなあんかけうどんを食べたくて寄ったのだけど、
品書きに刻まれた”名物”という文字は私のようなミーハーには無視できないもの。
かくして、卓上にはさして食べたいわけでもなかったカレーうどんが届いたのである。
そして、私はおろしたての真っ白な服を着ているのである!よりによって!
丼は小ぶりで、ガッツリな食事というより、
ちょこっと小腹を満たすような使い方かも。
カレー出汁は・・・どうかなぁ。
キレもパンチも弱いような気がしてならないんだよね。
後口にはリッチなダシっぽさが残るし、
オーソドックスにいただくには上品でおいしい汁なのだろうけど、
カレーと合わせた際に、カレーを薄めたような仕上がりなのはもったいないなぁ。
うどんは柔くて、あまり印象に残らなかったよ。
ただ、わざわざ肉うどんと謳うだけあって、
薄切り牛肉がたっぷりめに乗っていて、それがおいしかったのが救い。
地元のカレーうどんはこういう感じなのかもしれないけど、
特に名物にはしなくてもいいかなと思う。
ダシの風味に気を使うなら、とろけるチーズなんて、そうそう使えないだろう思ったり。
つーか、観光客を陥れる罠なのだろうか・・・
どうせなら中華そばとかカレー中華とかを食べれば面白かったかも。
コメント一覧
2月、節分おばけの変身前にここか「お面」か、悩んだんだけど、おめんにしました。
かなり良かったので次回、氏には試してもらいたいですな。
観光客余暇、京都人がほとんどでしたので我々はマイノリティー気分を味わいました。
常宿の女将の話だと京都のうどんはやわいのが特徴とか。
>曙町育ちさん
今度、京都にうどんを集めたテーマパークができるみたいですね。