西陣にあるお菓子屋さん。
本店に寄るのは初めてなんだけど、
たまたま近くを通ったので、途中下車してみたよ。
ズバーンと立派な店構え!
いかにも老舗っていうような威風が漂うよね。
これでもまだ新参だっつーんだから、京都様の歴史はパネェっすよ!
店内も静寂に包まれ、ぴーんとした緊張感すら感じる。
こんな店に小汚いパーカー姿のデブが入っていっていいのだろうか?
いいんだよ!どの国でもデブこそが甘味の聖なる守護者なんだから!
たまたま他にお客さんもいなかったようで、
声をかけたら、奥から白衣の小僧さんが出てきてくれた。
ここは干菓子のお店というイメージがあったのだけど、
せっかく本店まで来たので、生菓子も買ってみたよ。
菜の花きんとんは、私が食べたものの中でも1.2を争うほど淡い甘み。
すっきりとしていて、豆や芋の風味もするのだが、いまいち物足りない。
聚楽は本店でしか買えない看板焼き菓子。
しっとりした皮とあんこがいい感じに親和していて、
香ばしい風味が楽しめるのだが、やはり甘味は淡いね。
上品さはよーく分かるのだが、
メタボの目指す方向とはちょっと違うみたいだ。
亀甲箱も定番土産の一つ。
個人的には千代たんすの方が面白いのだが、
こちらの方が万人受けする取り合わせかと思う。
こちらはほとんどお砂糖なので、甘さが足りないということはなく、
柔らかな風味と、はらりと軽い口溶けを楽しむことができるよ。
劣化しにくいので、お土産向き。
ただ、有平糖はすぐ溶けるので、別封を切ったらすぐ食べてね。
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