川崎の「丸大ホール」でもつ煮込み定食

駅前にある大衆食堂。

川崎では有名なお店ですね。

いかにも安い居酒屋の体裁でありますが、入居する綺麗なビルは、おそらく自分ちのものなので、侮ってはいけませんよ、そういう演出ですよ。

食堂というよりも、実際は飲み要素のほうが強く、真っ昼間か、いや、朝から飲んでるオッサンや爺さん達で活況です。The川崎な光景。ここは雰囲気が入りづらいのではなく、席が埋まっているという意味でハードルが高いお店かもね。

威勢のよいお姉さま方の接客、昔ながらの酒場の喧騒。私のようにピンで来て、相席でぎゅうぎゅう詰められている人もいて、さすがにどうなんだろうと思ったりもしたんだけど、いざ、この雰囲気に浸ってみると、全然寂しくないし、むしろ、ちょっと楽しいかもという環境です。

さて、メニューは和洋中の麺飯、定食、おつまみの類と幅広く、よりどりみどりでありますよ。特にこれぞという名物は無さそうですが、昭和かつ大衆的なメニューが人気のようです。

ということで煮込み定食です。飲んでるわけでもないのですが、ちょっと柔めのご飯は、軽めでお願いしています。ダイエットです。

外はクッソ寒いので、とにかく温かいものが嬉しいね。柔らかく煮込まれたモツを口に含むと・・・これこれ！

人気なり、歴史なりにおごらない、実に安易で気安いだしの素味。同じくペラい味噌汁と共に、川崎らしさあふるる定食をいただきますよ。

昔ながらのめし屋さんの魅力は、気さくな値段で一品足したりしれ、定食を自分好みにカスタマイズできること。

ダイエットのために、ご飯を減らしても、揚げ物で相殺どころかおつりが来る！これは全て、めし屋さんのシステムが悪いのです。いわば、この無慈悲な社会によって太らされているようなもの。

揚げたてのからあげは良き文明ですね。ボルっとしたクリスプな衣。下味は意外に軽く、ソースなどを一味足して落ち着く感じ。おそらく飲む人はポテサラだけでもう一杯いけると思いますよ。