駅前にある魔風漂うお店。
ずっと前に葉隠さんにタレコミもらってたんだけど、
衣笠探検をあまりに温存しすぎて、ものすごく時間がたってしまったよ。
たしか、ボリューミィな大衆中華店てお話だったんだけど・・・
コレっすよ・・・我が目を疑ったね。
実は到着した時はまだ営業してなくてね。
とりあえず、辺りを散歩して、開店時間を待つことにしたんだけどさ。
祈ってたね、心から。
もう廃業しているってオチになることを。
そして、通じなかったね。
空母と一緒にアメリカから来ているであろう神様にも届かなかったね。
これまでも多くのB級魔店にチャレンジしてきた私もさすがに怯む佇まい。
俗に”汚い”という評す状態にも、歴史を重ねた姿と衛生的なアレの2種類あって、
失礼ながら、こちらは後者の気配をも感じてしまうヤバさがあります。
でも、どこからか声が聞こえてくるんだよ「このネタを素通りしていいのか」って。
「い、いいんじゃない?」って、理性側から訴えてみたんだけどさ、
私の身体に染み付いた好奇心がかろうじて勝ってしまったよね。
そんなこんなで、しばらく店頭を行き来して悩んだ挙句に、
恐る恐る扉を開けてみたわけです。
ビックリしましたよ!
まず、先客がいるのに驚いたわ。
つか、後からフツーにお客が入ってくるってどういう事態??
マヂか、衣笠民!他に沢山飲食店があるのに!よりによって、ここか!
そして隣席の姉貴よ、どんな辛い試練をくぐり抜けると、女一人でこの店に入ってこれるんだ?
奥行きの無いとても小さな店です。
壁には阪神タイガースグッズがベタベタと貼られており、
店内も十二分に異風が漂っていますね。
対応は阪神キャップをかぶった若いアニキでやや面食らったものの、
厨房にはそれらしき眼差しの老体の姿があるので、納得出来ました。
テーブルまわりはは雑多ではありますが、不潔という感じとはちょい違うかな?
炒め系の定食を中心に、中華の麺飯類等、メニューは豊富。
熱狂的野球ファンのお店らしく、初期に組まれたスタメンメニューの中から、
栄えある4番をまかされた豚ナス炒めを注文したよ。
お味的には親しみやすい中華なす炒めのそれで、
料理に関しては外観ほどエッジの立った特徴は無さそうです。
ご飯少なめで頼んだからか、ボリュームも普通の範囲内じゃないかな。
ただ、トロトロに火の通ったナスがマズイはずもなく、
ガンガンご飯がすすむ定食であることは確実です。
メインよりも、デフォでソースのかかったポテサラに冷奴、
デザートに練乳がけのいちごが出てくるサイドが地味に気になります。
お茶も初手は熱いもの、食後は冷たいもの、
会計時にはガムまでくれたりする気遣いが渋いし、
らしくないわ!
入るのにめちゃくちゃ勇気いるけど、
どこか面白いお店であることは間違いないようです。
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