白山通り脇の路地にある伝説のラーメン店。
元祖半ちゃんラーメンのお店としてBグル界では有名だよね。
もちろん昔から存在は知ってるし、神保町も飽きれるほど来ているのだが・・・
入ったことなかったんだよね!このお店!!
なんか御恐れ多くてさ!
並びの和中洋3店は兄弟でやっていることは知られているけど、
どこも高齢で、すっかりあぶらが抜けてしまった様相。
ここももはやノスタルジーなお客しか居ないはずなのに、
たまに行列してたり、地味な人気は続いてるみたいだわ。
この日は夜の営業が始まってすぐの時間。
巷の夕食タイムにはまだまだ早いのに、
狭い店内は常連のオヤジたちで一杯になってるから驚く!
最後の一席にかろうじて滑り込んだ形よ。
デブった爺さんが狭い厨房で、
時折タバコをプカプカしつつ、緩慢な調理。
ヲバさんが無言で具を盛りつけていく。
ちょうど初回ロットが茹であがったタイミングだったのだけど、
注文直後の私の分も!しかも、まっさきに出てきた!
生姜の香りのするスープは茹で過ぎた麺に対してかなり少ない?
なぜなら、私の麺の分配も多すぎたから・・・・ああ、常連たちの視線が痛い!
つーか、入って注文もしてない段階から麺がゆだっていたというテレパシー?!
いや、他者の麺とスープが減ってしまったということか・・・謎だ・・・
その他、テーブルにデロンデロンにこぼれた麺を丼内に戻したり、
小鍋で温めていたスープが明らかに足りなくなり、いーやいーやと直足ししてたり、
私はこの時代に失われてしまった何かを確か目撃したような気がする!
モモの煮豚はこの値段にしてはけっこう食べでのあるサイズ。
メンマはかなり甘いのだが、本体が平坦なので、いい箸休めポイントになるか。
お味自体は町中華のあっさりラーメンて感じかな。
半チャンは予め中華鍋に入る限り山盛りで仕込まれているんだが、
これがまたミッタミタな状態でヤヴァイの。
誰だ!一度に3人前とか言ったの、ケタが違うだろ!
鍋が目に入った刹那、これはっ・・・と及び腰になったのだが、
やっぱ、初めてだし!食べてみるまでは分からんからな!
炒めているというか、あえているというか、
とりあえず仕込み量が多すぎて、鍋の中で米が殆ど動いていない。
醤油ケミカリーなお味はありなんだが、
表面をまんべんなく覆っている油分のおかげで、
ウェットという段階を飛び越し、オイル的な何かになっていてソーヘビー。
いや・・・貴重な経験をさせてもらったのは確実だが、
正直言うと、すでにリミットは越えている気もするな。
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