駅前の商店街にあるお煎餅屋さん。
神田というと江戸っ子の代名詞のような住所ですが、駅の周辺は安いチェーンや、これから展開を狙う実験店みたいなもので埋め尽くされていて、あんま面白いエリアではないんだよね。
そんな中で気になったのが、明治創業というこのお煎餅屋さんです。
全然、気が付かなかったなぁと考えてみれば、
夜しか来てないから開いてるのを見たことなかったのね。
名物は唐辛子をこれでもか!とまぶした激辛特辛子煎餅。
そういえば、ブームの際はこういうのをよく食ったよね。
どうも”激辛”という言葉はこの商品が元祖だったらしく、
当時の流行語賞も受け取ったんだとか書いてありました。
肝心な激辛ビジュアルがないなんてね!
銀色の袋の中身がそれだったりします。
表面には隙間なくたっぷりと唐辛子が塗布されています。
おせんべい自体は気泡の少ないカッチリ焼で、平たくして唐辛子のノリを良くしているのかも。
中まで醤油がしみた感じで、お味も悪くはないですが、でもやっぱ辛ぇーーーな!
食ってると鼻水がズビズビ出て、しばらくの後にお尻がメルトダウンを起こします。
確かに面白くはありますが、あんまり推さないで良いかなとも思いますね。
やはり、ゲテモノですし、今更感もあるしね。
むしろ、激辛のイメージで素のお煎餅のおいしさが霞んでしまわないかが心配です。
葛飾に今戸焼という焼き物があるらしいのですが、
その焼物で造ったコテで手焼きされる紫という醤油せんべいがおいしいですね。
バリンとした歯触りがまことに心地よく、醤油も香ばしく良い味しています。
琉球ザラメもいいじゃない。
ザラメと言っても細かなもので、黒糖のコクを感じる。しょっぱ目の甘じょっぱが好みです。
ちょこっとしか買ってないのに、割れ煎つけてくれたり、ヲバちゃんも優しかったですよ。
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