大津通にある天むすの有名店。
名古屋といえば天むすのイメージでありますが、元々の発祥は津市で、こちらは”元祖”千寿からの暖簾分けなのだと聞いておりますよ。
んで、近鉄やエスカの千寿は津市系列だったのか! 名古屋で食べ比べできたんじゃん!
大須商店街エリアの向かい側。
こちら”名物”の方の千寿も、松坂屋や三越などに出店する有名店ですが、本店は小料理屋のごとき小さなお店なのよね。
昔と変わらず、狭い厨房で一つ一つ家内生産されているような雰囲気でした。
もっとド派手に展開してもよさそうなものだけど、元祖の手前、多少慎んでいる面があるってことなのかしらね。
かつて店内で食べたこともありましたが、コロナですし、今はほぼほぼ生産拠点と受け渡しの場になっているのかな。テーブルには予約品が山と積まれ、パラパラと受け取り客がやってきます。
小さなおにぎりが、5つで1人前。ホイルに包まれ、経木に包まれ、さらに紙にも包まれた天むすです。
つゆにくぐらせたような天丼味ではないんですよね。
塩味のついた小エビと三葉の天ぷらを具にして、キュッと可愛く握ってあります。
粒立って、適度にツヤもあるお米がまず旨いのよ。海苔も風味良く、なんなら、塩むすびと、きゃらぶきだけでも満足できちゃうベースです。
また、天ぷらといいつつ、ほんのり香るコショーがポイントになっており、全体的には上品な仕上がりなんだけど、それだけではないキャッチーな部分が垣間見える良軽食です。
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