伊勢町通りにある創業330年の老舗和菓子店。
”趣味の和菓子” を掲げておりますが、こじらせた趣味人が一番恐ろしいのよね。
歓楽街の中にポツンと取り残されたような、ちっちゃいお店です。
店内は昔ながらの、ほんのり生活感も漂うようなお菓子屋さんの風景で、侘びたというよりは、設備等が単純に古くなったような気配は、もはや否めません。
店のお母さん達がせっせと栗剥きの最中でしたね。家内総出で頑張ってるんだな。
いやさ、入った瞬間、目に突き刺さってきた上生菓子の数々が、超絶に美味しそうでさっ!!
皆さんも、あとでお店のインスタ等を見ていただければ合点すると思いますけれど、もはや京都並みという表現が失礼なお菓子文化が、名古屋の地に息づいていたのだなと思い知らされた次第です。
あいにく旅の最後に立ち寄ったので、日持ちするお土産品しか買えなかったのだけど、無理にでも持ち帰るべきだったと後悔しておるのよ。「川口屋」の生菓子を絶対食べるというのが、次回の旅の目的になりました。
ちなみ駅の高島屋にも入荷することがあるようなので、要チェックやで!
焼き菓子と羊羹の詰合箱を買ってきました。
焼き菓子は2種類あるらしいのですが、今回は松風のみの販売。
白ゴマをまぶしたこんがり皮には味噌も入っているのかな? ほろりとしたこしあんを包んでいます。
羊羹はイチゴ味かと思うような紅色です。
色付けした白餡ベースの羊羹を基本に据えている点、やはりお店の歴史を感じますね。
お味もおいしいです。しっかり甘く、あと切れは上品。スイートな風味がいい感じです。
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