天満宮の参道からは少し外れた馬場参道線に立地します。
界隈では観光用のカフェや飲食店舗もポツポツ営業しておりますが、こちらはあまり存在を押し出さず、気づかず通り過ぎてしまうお客さんも多いようですね。
生け花や茶道教授のお宅かしらと思うような戸を抜けて、この店頭へ。
店内では、朱色の火鉢に鉄瓶がシュンシュン湧いており、なんとも数寄カッコいい雰囲気なのよ。
タイミングによっては、店内でお茶会が開かれることもあるみたいです。
常時扱う扱う商品はそれほど多くないみたいね。上生菓子は奥から皿盛りのサンプルをもってきてくれて、そこから選ぶ形になります。
ドッシリと大ぶりで、やや野の趣も感じつつ、面白みもある仕上がりよ。
梅餅の方はややヘタっちゃったんだけど、グルグルの方は小倉の外に芋餡なのかな? 蒸し皮に散らした柑橘ピールが鮮烈な風味で、個性を感じるお菓子でした。
甘みはだいぶ控えめで重くないから、2個ペロリだったわ。
干菓子は小箱に色々取り混ぜてお願いしました。
落雁や有平糖のほか、黄身餡を仕込んだり、メレンゲのような干菓子が入るのがご当地っぽさかな。折々の野菜や果物の砂糖漬けが入るのも面白いです。
購入した品を包んでいる間、上品な奥さんが宝満山のような黄身シュワな淡雪を接待してくれたんだけど、どうやら「梅園」の親戚筋に当たるようなのです。
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