先だって、京都へ遊びに行ってきました。
噂には聞いていたものの、京都の観光事情は想像以上にヤバかったのです。
皆さん、新型コロナな日々をいかがお過ごしでしょうか?
8月の第2波が落ち着いたかなぁと思いきや、またまた不穏な動き有りげな今日このごろ。「もう大丈夫です!」と事態が収束する気配は無く、この先もしばらくはwithコロナで生活していくことになりそうですね。
感染しない&させないためには、家でおとなしくしているのが一番だということで、我が家もおこもり生活を続けておったわけですが。つか、実際は暑くって外に出られなかっただけなんですが!!
結局、ここまでは我慢せよというゴールが見えない以上、今後も気をつけながら共存生活を送るしかないってことなんだよな。そんならば、娯楽や外食もぼちぼち戻していこうかなと思っているところです。
旅行はどうなのか?
たしかに感染率の高い都市圏から、清浄な地方にウィルスを持ち込むリスクはあるでしょう。一方で、移動を制限した結果、地元経済を殺すことのリスクも大きくて、どっちか生かすなら後者だなというのが政府の判断なんだろうね。まだまだ私らの気分が乗らねぇ段階からGoToしろってしつこく呼びかけています。
まずは近場からということで、県民限定のサービスなんかを打ち出しているところもありますね。私も普段なら絶対泊まらない地元ホテルを覗いてきましたけど、楽しくはねぇし、マヂでバカらしいなって思いましたよ。
桜木町に泊まって観光するのと、京都に泊まって観光するのと、どんなリスクの差があるのか!? 強いて言えば、往復の新幹線くらいなもので、あとは接触する人数も時間もさしてかわらねぇ。結局は、自県民同士なら仕方ないけど、他県で感染した患者はギルティという、自治体理論なのかなと思うのです。
GoToキャンペーンについては色々言われているところでありますが、目下、かなりお得な条件で旅行ができる状況であることは間違いありません。
中にはちゃっっかり割引分を加味した価格設定をしている業者もありますが、いよいよ余裕がなくなってきたのか、そもそもの破格値の上に、割引が重なって、モニター画面を2度見、3度見しちゃうような条件も見つかります。
今回の旅行は「JR東海ツアーズ」で手配したのですが、普段ならドル箱新幹線をガッツリ握って、程々のプランしか出てこないあそこが、ウソでしょ??ってな価格になっていましたわ。
我々貧乏人は、常に札束で頬を叩かれる立場です。喜んで身を投げ出すことにしました。
いざ、京都に着いて、ビックリ。
ガッラガラなのよ。
これが週末の嵐山やぞ!!
かつて見たことにないような観光風景の荒涼に接し、多少の批判があってもGoToはすぐにやんなきゃダメだという話の意味が実感できました。
たしかに観光都市にとってみれば、待った無しの惨状だわ。
竹林もこんなです。
さらにヤバいのが清水界隈。
いうても嵐山は、おそらく近県からやってくる若者客がそこそこ歩いており、お土産店等の休業閉店もちらりほらりといった状況でした。
しかし、同じ京都の観光地といっても、この清水周辺はちょっと客層が違うようで、インバウンドや修学旅行の休止の影響をモロにひっかぶっている様子。
参道を歩いていると商店街のお休み曜日かな?ってくらいに、シャッターを下ろしたお店が多くて、もはや口からは「ヤベェ」という言葉しか漏れ出てきません。
ちなみに閉まっているのはバッタな観光店だけでなくて、「イノダコーヒー」や「満月」のようなビックブランドですら、店舗を維持できず撤退の判断をしているだそうな。
地元の横浜中華街を見ているので、コロナ後に観光客が大きく減っていることは分かっておりました。
ただ、街の商売が立ち行かなくなってしまうほどの不景気、風景が変わってしまうほどの閉店には至っておらず、苦しくも、なんとか持ちこたえているという印象ですよ。
こちらはすでに閾値を下回った感があります。往時の賑わいを取り戻すのは容易では無さそうです。
京都はヤバい状況です。
午後の錦市場もやっぱり人が歩いていません。
巨大な飲食業界も相当なダメージを受けていると思います。
特に夕食や飲酒の需要は、地元民で支えられるはずがない空白が生まれています。
宵の口の白川沿いですよ。
ウソでしょ。
誰も歩いていないのかよ。
とにかく祇園がヤベェ。
いや、わかんないですよ。茶屋の中で、お金持ち達が人目を避けて遊んでいるのかもしれませんが、クラブやバーの立ち並ぶ界隈はもはや完全休業といった様相で、人の気配が全くありませんでした。
でも、我々、GoTo観光客にとっては、悪いことばかりではないのです。
通常なら大混雑必至な有名観光地が、じっくりゆったりと楽しめるプレミアム体験は、まさに今だけ!!!
ほぼ貸切状態だからね! なるべく観光ベタな場所を訪れるのがオススメです!
とくに禅寺系は今が最高。
本来あるべき静寂な姿に触れることができますよ。
どこも収入が減って大変でしょうけれど、坊主が生臭くなりすぎた部分、観光にワル乗りしすぎた部分を削ぎ落として、寺の根源に立ち返るような動きもでてくると良いなと思います。
鳥の声や、木々を揺らす風の音を聴きながら、物思には最適のタイミングです。
こういってはなんだけど、あんまりワイワイしてるよか、かつて栄華を偲ばせる、今は昔な物寂しさをまとった方が、京らしいの風情を感じる事ができるように思えます。
糺の森も涼やかで気持ちよかったな。
あとね、今なら、あのいけずな京都人達が、やけに優しく丁寧になってるとこもポイントです。
いろんな面で特別な体験ができました。
私自身、若干の不安を抱えた旅行だったので、皆様に大声でオススメできませんけど、これから紅葉も始まりますし、秋のおいしいものがたくさん出回ってくる京都です。
どうせ、旅に出るならば、今のタイミングにしか拝めない諸々を楽しまれるといいでしょう。
なお、肝心の食レポについては、後々ゆっくりお届けしていきますね。
コメント一覧
まさかここまでとは・・・
関西の方も来ないのですかね・・
>こじろさん
ニュースを見ていると、この連休でだいぶ様相が変わったようですね。
ちょっと前は週末でもこんなガラガラの状態だったのよ。
訪れているのも近県の方が多い印象でしたね。
きっと、10月以降、紅葉シーズン等に予約してる人も多いのでしょうけど、
連休の混雑をみて、こりゃ危険だとと考える人もいるでしょうし、揺り戻しもあるでしょうね。
テレビを見ていたらこの前の4連休はそこそこ嵐山も道頓堀あたりも人が戻ってきていたように見えましたが
なんせ日本国民ばかりで海外からの旅行客がいない訳ですから
ホテルとかは大打撃なんだろうな、と思います。
でも久々に旅行してる方の写真を見て、やっぱり京都はいいなぁと再認識。
食べ物のレポも楽しみにしています。
>お局さん
そうですね、外国人観光客はチラホラしか目に入りませんでしたね。
観光地として、ある程度の活気があってほしい気もしますし、
一方でもろもろじっくり楽しむ観点からは、今の状態が最高だとも言えます。
この先どう転がるかはわかりませんが、こんな京都は2度と味わいないかもなと思いながら堪能しました。
ワタシも京都にGo toしてきたけど、往復新幹線代くらいでホテル5泊つく感じでしたよ〜。
九月の半ばはガラガラだったけど、連休には多少賑わいを
取り戻したとやら。
京都行くなら、今がチャンスだと思う。
>アリーマさん
私も、もう1回ぐらい一人旅で行きたいな~