下鴨神社の脇にある「亀屋粟義」の茶屋。
みたらし団子の元祖と言われているお店だよね。
お茶席は意外に気さくで手狭。
地元の垢抜けない甘味屋のような体裁だよ。
この日は平日だったんだけど、
思ったよりも混んでて、ほぼ満席の盛況ぶり。
クッソ蒸し暑いけど、一応、夏休みだしな。
お客は我々のような観光グループがほとんどみたいだよ。
対応してくれたお姉さんは、やさしげで気のつく人だったな。
甘味メニューはみな手頃値。
お目当てはみたらし・・・ではなくて、かき氷なんだよ!
雑誌ですごくウマそうな写真が載っててさ、
こりゃ意外な実力店なんじゃねーかって!
ホントは生フルーツを使ったのが食いたかったんだけど、
少数量限定品らしく、まんまと売り切れでした。
代わりに進めてくれたのがこちらのゆず氷。
ゆずジャムを使ったシロップが甘酸っぱい
さわやかなかき氷ですね。
氷は軽く、おいしく掻かれているんだけど、エッジが立つほどではなく、
雑誌の写真は、かなり印象を盛って来たなと思うわ!
わらび餅はごくごくレギュラーなもの。
一人一品注文制で、何か頼まにゃならなくて、
極力軽くいただけるもんを探したんだが、思いの外、大ぶりだったの巻。
一応、お菓子屋さんなので生菓子セットとかもあるんだけど、
なんか注文する気にはならなくてな。
磯巻きは鬼醤油で超しょっぺぇ!
まぁ甘味の口直しにはなるんだけどな。
七味ではなく山椒がアクセントになっていて、
その辺はなかなかいい感じではある。しょっぱいけど!
餅4つはなかなかハードだぞ!
お茶碗四杯分だからな!
看板のみたらし団子は下鴨神社の神饌菓子。
やっぱ三本もついて、客を太らせる気満々であります。
御手洗祭りを語源として・・・うんぬん。
糺の森にこんこんと湧きだす水の玉を・・・うんぬん。
頭一つずらしておくのは人の形をかたどった・・・うんぬん。
後醍醐天皇が・・・秀吉が・・・うんぬん。
黒糖を使った餡にはコクがありますが、
残念ながらお団子の方に神は宿らなかったようで、
甘味天国の京都において、あまり輝かないうんちく甘味ですな。
実のところ、店の創業は大正だし、
醤油餡かけのみたらし団子は昭和38年から作り始めたっつーから、案外若いんだよね。
かくいう私もその辺のミスリードに引っかかってましたわ。
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