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京都・下鴨神社の「さるや」で申餅

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神社の境内にある休憩所。

賀茂葵でお馴染みの「宝泉堂」が手掛けるお店です。

京の街なかにあって、実に東京ドーム3つ分もの広さを有する糺の森の原生林。サワサワと葉を揺らす風に、木々の間を流れる小川の清らかさ。実際、森内の温度も違うと思うのですが、やたら蒸し暑い京都では貴重な涼感スポットですよね。

そんな森の中に良き茶店がありますよ。

観光寺社の休憩所といえば、トイレと自販機、ゆるい土産物。ソフトクリームやおでんをやっつけるたぐいのものが一般的だけど、きちんと、その場所の由来やご利益などに敬意を払って形作られたメニューはやっぱ価値あるよなぁ。

参拝したら必ず立ち寄るような場所として、神社に寄り添って歴史を刻む存在になるんじゃないかと思うのです。

名物の申餅は、ピノ大の小ぶりな餅菓子。

このように一人前づつ折敷に乗せて、清々と出してくれます。

その昔は、葵祭り期間中の申の日に、小豆の煮汁でついた薄茜色のお餅を供えていたんだそうな。それを140年ぶりに復活させたものなんだってさ。

もちろん、これがそのまま古式ではなく、現代において工夫されたものでしょう。

つまみやすい一口大。柔らかなお餅はほんのり優しき風味をまとっており、中の餡子もね、小豆の甘煮をまぜて、小さい中にも豆の存在をしっかり感じさせる仕上がりなのよ。ちゃんと「宝泉堂」らしきお菓子にもなっているのも、実に良いな。

値段も安くて、いくばくかは奉仕の要素が入っての営業かなとも思います。

下鴨神社まめ豆茶は黒豆茶ですね。

小さな急須で、豆のほのかな甘味や香ばしさをじっくりと抽出します。うんでもって、氷の詰まったグラスでキンキンに冷やしていたくことができます。

日本の縁起物って、豆は ”まめまめしい” とか、ダジャレばっかしなんだよね!!

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