高台寺のお隣りにある「菊乃井」の茶ロン。
今回の京都はかつて無いほどに空いていたので、普段は混んでて避けるようなベタベタをなぞってみようというコンセプトです。
そんなら「菊乃井」で時雨めしでも食うべかなということで、HPを覗いてみたら、本店隣に支店がオープンしていたので、そっちを予約してみました。
元は別の甘味茶屋が営業していた建物をキレイに改装したみたい。店内はシンプルな和モダンで、そこはかとない高級感を漂わせつつも、敷居は高すぎないような雰囲気です。広くとった窓からはちょっとした苔庭も楽しめますよ。
懐石と団体を本店で受けて、こっちは個人観光客向けという切り分けなのかな。お昼は予約制で1回転。メニューも1種類のみ。午後は高級甘味カフェとして営業するようです。
この日は祇園も清水もガッラガラでありましたし、お隣のホテルも廃墟と化している惨状の中、こちらの卓はまずまず埋まっておりましたので、わりと健闘している方だと思います。
まず、先付の枝豆豆腐と、鯛とサゴシのお造り、口取り各種がドンと出てきて。
しばし後に海老の揚真丈の煮物椀とご飯もまとめて配膳されます。
合理的ですし、決して急かされている対応でもなかったのですが、我々のように早飯な一行は定食的三角食べをかましながら、すんなり食べきってしまうので、ゆったりな風情は薄いかもしれませんね。
お料理も内容的には特に珍しいものではありません。でも、食べてみると、それぞれがちゃんとおいしく調理されているところが流石だなと思います。相応の価値はあります。
分量も不足なくちょうど良いくらいなのよ。お昼のミニ懐石とかでも、下手に挑むとお腹パンパンになって、しばらくは何も食えなくなりますもんね。後の食べ歩きを考えても、このぐらいが適量です。型ありきでなく、お客さんの需要を見て調整されたものだと思います。
残念だったのが、時雨めしじゃなかったことよ。鶏と栗の炊き込みご飯。
よくわかんないんだけど、従来の時雨めし弁当とこちらの時雨弁当はちょい内容が違うようで、お造りつけるからとろろ鯛めしはいらんだろという考えなのかな。
たとえ月替りの内容だとしても、名物の一品くらいは変わらぬままでいてほしいけどね。
あと、最後に水菓子なぞがついても良いんじゃなかろうか?
何のことはなく、午後のカフェメニューを持ってきて先行提供できますよって流れです。ただ、さすがのデブでさえ、飯の直後にあんなヘビー級のパフェや氷を食えるはずもなく、もっとライトな選択肢を用意してもらいたいなと思います。
まぁ、近辺には魅惑のお茶スポットが数多ありますので、別のお店を利用すれば済む話でもあります。
ちなみにドリンクに ”菊乃井の水” ってのがあって!
さすが、名高い井戸の水は美味いなって飲んでたら、裏に兵庫の飲料メーカーの名前があって、これは見なければよかったなと……
まぁ、よく冷やして、うっすいグラスで飲めば、水道水でも美味いよね。
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