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京都駅の「原了郭」でカレーうどん

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元禄16年に赤穂浪士原惣右衛門の一子が祇園に創業した剃髪店がルーツ。

その後は漢方由来の香煎を主に扱ってきたらしいのですが、現代では黒七味のイメージが強いですね。

スパイスを扱う関係で、近年カレーに手を出したという噂を聞いておりました。

しかし、評判芳しからずやということだったのかな。祇園に新規出店したカレー店もチラリ覗いてみたら、すでに飲食提供をやめてしまった様子でしたね。

唯一、駅の支店で食えるらしいということで、やってきましたよ。お店はアスティの京都おもてなし小路という飲食街に入っております。雰囲気も気さくでとっつきやすい感じでした。

そして、カレー屋ではなく、うどんを主力にした麺処になっておりました。

一応、カレーライスもあったんですが、鶏天や九条ネギが乗るような観光ベタなメニューがもう無くなってしまって、そんならばということで、新たな推しっぽいカレーうどんの方をいただきました。

カレーはまさにマイルドな蕎麦屋スタイル。黒くもないし、特別尖ったスパイス使いもありません。この上に黒七味をガンガン振って完成形なのかもね。

ちなみにベースはマイルドとスパイシーと2種類あるようで今回は前者にしましたが、主にスパイス配合の違いみたいです。卓上にも2本おいてありますし、実はどっちを選んでも大差なさそよう。

うどんはしっとり柔らかな口当たり。九条ネギと牛肉の他、かき玉仕立てになっているのがそれっぽいところかな。カレーうどんにかき玉って組み合わせは案外ありだなって思いました。

こちらは、はも天うどん。

ああ、残暑の時期に行った旅行のレポがまだまだ終わって無いんだなぁという苦い味が広がりますな。

黒七味を活かすため、京風うどんをメインに据えつつも、カレーがあり、丼があり、担々麺などの中華そばもあり、ちょい呑みにも色目を使ってみたりと、小規模なお店としては腰が定まらない印象です。

新幹線乗車の駆け込みで気さく利用できればアリかもしれませんが、それなりの値段を取りつつ、クオリティは並というハンパな体裁なので、それも、どうなのかな。

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