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京都・祇園四条の「鍵善良房」で園の賑わい

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祇園商店街にある菓子の老舗。

コロナで京都のお菓子屋さんはどこも厳しい状況と聞きます。

観光客やインバウンドに頼ったお店はもとより、こちらのように押しも押されもせぬ老舗であっても、茶会や寄り合い、冠婚葬祭などの大口注文がぱったりと途絶えるで大打撃を被っていると思います。

そうした状況下、無視できない販路として、通販に再び注目が集まっております。

数多の菓子屋を要する京都においても、ネット通販に対応しているお店はまだまだ決して多くありません。私が京都に行く度、腕がちぎれるくらいのお土産を買ってくるのは、こっちじゃなかなか手に入らないからだもんね。

たしかに、そういうクローズドなところが京都らしさであり、ブランド価値を高めている部分もあります。ただ、域内の商売に拘って窮するよか、全国のファンに届ける術を模索する方が、誰もが幸せになる解になると思うのです。

鍵善の通販は一昔前のスタイルですが、それでもネット対応していただけ、まだ先進。先春にはそれに加えて、なんと生菓子の通販発送を試みて話題になりましたね。

近所にろくな菓子文化が無ぇ我ら蛮族にとっては、些少の送料を払ってでも、京菓子が食えるのならば魅力大なのよ。もっとね、通販が拡大してほしいのよ!

もちろん棹物や干菓子ならば、日もちもしますし、輸送にはなんら問題ないと思います。また、生菓子までは求めないにしても、それなりの通販好適品なりセットなり企画して、販売してくれるとうれしいな。

さて、今回、お正月用のお菓子として買ってきたのが、園の賑わいです。

私、こういうお菓子が大好き! やっぱり、鍵善のお菓子は良いな!

落雁を中心に、ゼリー、琥珀糖に平べったい生砂糖の4種類が入り、とりどりな見た目ほど、お味のバリエーションは多くありません。だから、あんまり大きな箱を買う必要はないと思います。

でも、四角い箱にきっちりと詰められた、この雅な様を見るだけで、もうだいぶ幸せじゃん? なんといっても、を開けたときのトキメキよ。むしろ、下手につまんで崩したくないくらいに思ってしまいますもん。

元々、菊寿糖を看板にしているだけあって、干菓子はお手の物。落雁もさっくりホロリとした食感だし、なにより諸々の意匠が素敵で楽しいんだよね。

なお、これは冬の詰め合わせですが、内容は季節ごとに変わるようです。

鍵善で通販する際は、1箱おさえておきたいお品ですよ。

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