八坂神社の向かいにあるお寿司屋さん。
「いづう」からの暖簾分けなんだよね。
でも、本家があんな調子なので、
必然的にこちらへ足が向いてしまうわけです。
つっても、いつも持ち帰りだったので、
中でいただくのはこれが初めてなんだけどね。
店内はかなり使い込まれた町家の風情で、
かるくタイムスリップ感あり。
飲食のスペースはやや窮屈ではあるのですが、
さりげなくあしらわれた茶花などに、それらしさを感じます。
お店の姉さんも優しい対応だよ。
こうやって、大皿に盛りつけてくれるのが、
イートインならではの楽しみだよね。
鯖寿司などともう一品組み合わせる欲張りセットもあり、
今回は焼き鮎を丸ごと使った鮎寿司との組み合わせに
追加で関西らしい箱寿司も頼んでみたわ。
お味はどれもおいしいですよ。
肉厚の鯖は素材のフレッシュ感というよりも、
いかに上手く手が入っているかを楽しむ感じ。
たで酢をつけていただく鮎ずしは、
ほっこり、香ばしい夏の味ですね。
あなごや玉子焼きがおいしい上箱寿司は、
ボリューム的にもけっこう食べごたえありますよ。
季節といえば、鱧もそうでしたね。
ただ、鱧の棒寿司は諭吉様の顔すら見える高級品なので、
庶民はちらしで我慢するしかありません。
それでも十分な量が乗ってるじゃん!
鱧はふっくら柔らかく炊いてあって、骨は全く感じません。
お味も豊かでおいしいですね。
甘い錦糸玉子の下には
はも皮を散らした上品なご飯が。
品によりピンきりではありますが、一人前がバカ高いわけでもなく、
界隈では、比較的、気さくにお食事が出来る良店だと思いますよ。
コメント一覧