壺屋にある宮古そばのお店。
すでに暗く静まった街の中で、夕食利用のできる希少なおそば屋さん。
サンライズ通りのアーケードから、ちょいと脇に入った立地に、店内3席、店外5席のちんまりとしたお店が営業しておりました。
この日は奥さんが一人で対応してたのだけど、ご当地も物騒なので、色々心配になっちゃうな。
沖縄そばもジレンマを抱えるお料理で、おいしくなるほど、今風ラーメンに近づいて、それっぽさは薄くなる気がするのです。むしろ不味みや安っぽさこそがアイデンティティを担う部分があるんじゃないかな。
こちらはあえての無化調、自家製麺路線。どうかなと思ったのですが、きっちりおいしいです。
節の香る出汁にほんのり香草風味の真面目な汁。その味わいを邪魔しないよう、お肉とかまぼこは別皿盛りするこだわりが見えますよ。
麺も独特な歯ざわりがありつつのツルムチで、喉に詰まる感じがないんだよな。
なるほど。宮古そばらしさを残しつつ、おいしく磨かれているのか。
今回食べた中で一番のそばでした。まだお外で食うには寒かったから、ことさら染みたよね。
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