秩父鉄道秩父駅の駅ビル的な存在である地場産センタービル。
その1階にある物産館が、この春、37年ぶりにリニューアルしたんだそうです。
「じばさん商店」という地場の物産を集めた売場を核に、駅弁、駅そば、立ち飲み的フードコートを併設した内容。ここだけ見れば、それなりの仕上がりです。
もっとも、初手からコロナ禍だしね。
観光客は道の駅や、より規模の大きな西武秩父の施設を利用する人がほとんどなので、滑り出しの景気はイマイチに見えました。
今後は商品なり体験なりで、ここだけのものを提案していかないと厳しいだろうな。
ま、でも、まったりした環境なので、なかなか来ない電車を待つ間に気兼ねなく一服ができますよ。
片隅にこのようなワンコインの地酒サーバーが設置されています。
近くに歴史ある構えの「武甲酒造」もあるのだけど、店内で試飲させてくれる感じではなかったので、ここでお土産選びの参考にしましょう。
ちなみに秩父錦の大吟醸はキュッとした呑み口。武甲正宗の純米大吟醸の方がふくよかな味わいで好みでした。
みそポテトはちゃんと揚げたてを作ってくれましたよ。
バリッと揚げたじゃがいもの天ぷらに甘味噌をかけた食べ物です。
秩父には、小昼飯という農作業の合間に小腹を満たす郷土料理があり、商工会のページでは13品目が紹介されております。
その中から、蕎麦などのメジャー品を除くと、観光シーンに生存しているのは、ほぼみそポテトのみという状況かな。地元スーパーにお惣菜売場にも普通にならんでましたので、浸透した文化であることは間違いないようです。ポテくまくんというゆるキャラまで作られてるしな。
ただ、気さくなように見えて、いざ作れと言われたらめんどくせぇ品ですよ。芋を剥いて、蒸して、衣つけて揚げるんだぜ! ただでさえ忙しい農家のお嫁さんに同情するわ。
それに、あえて天ぷらにしなくても、ふかした芋に味噌だけでも十分旨いんじゃないかという気はするのよね。味噌じゃがバタとかで、いいんじゃねーか?
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