彩甲斐街道にある有名なかき氷店です。
天然氷を用いたゴージャスなかき氷のブーム。その魁となったお店ですよね。
ハイシーズンには数時間は列ぶとのことで、暑くなる前にやっつけちまおうというのが、旅の目的の一つでもありました。幸いこの日は天気が良くて、かき氷のおいしい気温。
お店はなんてことのないロケーションの農家っぽい建物よ。ただ、庭や店内が独特な趣味で魔改造されており、異様な民芸ワンダーランドと化しておりました。
屋内外合わせて、想像以上の席が用意されており、この日のように全く混んでなくとも、マニュアルをずらり読み上げるロボ的な対応が繰り返されます。これらがシーズンの地獄を垣間見せるようで、氷を食う前から背筋が凍るようですわ。
まぁたしかに面白い環境ではあるけれど、ゆっくりくつろげる作りではないし、あえて本店にこだわらず、長瀞駅の方の支店でもよさそうよ。
オジサンだって、ほんとはカラフルなフルーツシロップのを食いたかったよ! さっぱりしたかった!
でも、もう来る機会もそうそう無いだろうからさ!
メニューの一番上に載ってる最高値のやつを注文したのです。
やけにもったいぶった秘伝蜜とは一体どんなものなのか??
和三盆で作る白蜜、いや、カーキ蜜だったんだね。
なるほど。このふッわふわな氷に対し、上品な甘みがスッと溶ける和三盆蜜の取合わせはイイ。
こと私は、オジサンになって以降、かき氷はスイがお好みになってしまったので、なおさらに染みるお味なのです。
一方、添えられたウエットなあんこは、正直余計かな。味変要員としても、粒、白、抹茶の3種類はいらんしね。かろうじて、モッサリな抹茶あんがチェイサー代わりになるくらいよ。
むしろ秘伝密とフルーツシロップが選べるセットがあればなぁと、周りを見回したところ、どこもカップルで仲良く分け合っててさ……うん、そういうもんだよね、人生、辛いことばかりですよ。
かき氷はご覧のように超山盛り。大変食べであるのですが、たしかに頭キーンとはならない不思議も体験しました。やはり天然氷はすげぇな。おいしかったわ。
また最後にいただく口直しの梅干しと、店内の鉄釜から柄杓で注ぐ麦茶がことさら旨くてね。
冷えた身体が温まるわぁ~
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