駅前にある焼鳥の老舗。
なんとも味のある飲み屋さんですね。
観光的にも知名度が高く、私のような旅行者風のお客さん達がちらほら開店を待っている状況でした。
店内に5の字で設置された白木のカウンターはピシッ清潔、女将さんらの気持ちの良い対応ですよ。
その後、あっという間に席が埋まっていくのですが、地元上級者はしっかりと予約をして、数量限定のカレー串なり貴重部位なりを確保しているようで、口開けから売り切れや残り僅かなメニューもありましたね。
缶詰にもなっているご当地名物のもつカレー煮込みは、こちらのお店が元祖なんだって。
カレー味というのは最も安易で下町的なアレンジですが、柔かく煮えたモツに絡むこちらのカレーはベタな食堂風ではないんだな。
むしろシチュー的なコクよ。ほんのりビターがありつつも、スパイスは武張らないという、大人のお味。
なるほど面白いし、全然イケるのだけど 県外にも聞こえる名物になったのはちょっと不思議でもあるか。カレー&モツで、うわーーいと思い浮かべるものとは、やや別ジャンルに思えるのです。
たまには飲んでみますかということで、喜平の純米。
スルスル飲みやすく、日常の傍らに置きたくなるタイプのおいしいお酒ね。
静岡のお酒もイケるよな。
つか、こちらのお店ってば、焼き鳥自体がすっげー旨いのよ!
手前は”あか”と呼ばれるプリッとした脾臓。奥のとり串焼きは正肉。
レバーと皮。塩かタレかは、おいしい方で焼いてもらいました。
もつカレーだけ味見するつもりが、それだけでは止まらん流れ。
タレのもつ、塩のカシラとタン。
このまま永遠に食えそうだったけど、日本酒二杯飲んだら、もうベロベロなので、大人しく退散しておきました。
良いお店だったわ~
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