駅の近くにある軽食処。
住宅の軒先に構えた渋いお店で、おでんも売ってるみたいよ。
きんつばと聞くと、四角く固めた小倉餡に小麦の薄い皮を焼き付けたものが思い浮かびますよね。
本来のきんつばはその名前の通り、米粉の生地でくるんだあんこを鍔型に焼いたものだったんだそうな。
その丸いきんつばが静岡市周辺では珍しくありません。少なくとも大井川のあたりまで焼売りしているお店があるようで、生地によもぎが混ざってたりするのが特徴なんだよな。
あんまり取り上げられませんけど、これも立派なローカルフードだと思うのです。
やはり、きんつばを扱う某富士見町の店では、バラじゃ売らね~ズラよと鼻で笑われたので、お父さんが気さくに対応してくれたこちらのありがたさが身に染みます。
店頭の鉄板で随時焼かれており、熱々を渡してくれるのですよ。
表面サックリ、中はもっちり。だいぶユルめな餡に塩みを効かせた分、しっかりと甘く感じられ、この日お預け続きだった甘味欲をしっかり満たしてくれました。
静岡のきんつばは持ち帰るよか、その場ですぐにかぶりつきたいような、むしろ大判焼きに近い性格のおやつですね。
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