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静岡の「石部屋」で安倍川餅

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安倍川橋のほとりに建つ安倍川餅の老舗。

旧東海道です。

往時は渡河の前に一服いれるような茶店が建ち並ぶ風景だったのでしょうが、橋がかかり、電車が通り、やがて自家用車の時代になると、特に風光明媚でもないこの地での営業は難しいのでしょうね。

有名な安倍川餅の茶屋も、常時営業しているのはこちらのお店だけになるようです。

駅からもお城からもだいぶ離れており、観光リンクはしにくいのよ。この間、歩いて楽しい風景でもないので、バスで丸子へ向かう途中に、ちょいと下車して立ち寄るようなプランがいいのかな?

文化元年創業の老舗ですが、この建物は戦後にどこぞから移築したものなんだって。それでも、店内は古の茶店らしい風情があり、この日もTVが取材中。大将は女子アナの取材に若干デレておりました。

あべかわ餅というもの不思議な食べ物で、地域によっては磯辺な醤油海苔巻を指していたり、砂糖醤油、黒蜜きなこ等、実体が定まらぬまま、名前だけが全国伝播していったようなのです。

今日の静岡名物としては、このようにあんこときなこ砂糖が相盛された形が定着しておりますが、元々はきなこ砂糖のものが本流みたいですよ。

ガタイの良い大将が湯煎した餅をちぎり、巨大なボウルに入ったあんこをコネコネしながら盛り付けてくれる赤福的風景です。

お餅は一口サイズで柔らか。滑らかなこしあんと風味の良いきなこ砂糖がシャリっとします。

ちょうどいい腹ごしらえになりますね。

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