江野町広小路にあるカレーハウス。
1980年代に一世を風靡した「ボルツ」というカレーチェーンをご存知ですか?
私はもう1世代は若いので、いろんな意味で、いろんな身体の部位もピッチピチなオジサンなので!
まるで馴染みがなかったのだけど、よくある ”辛さ~十倍” みたいなサービスを定着させたお店なんだそうな。「Lee」のレトルトしか知らないや。
ブームが去り、現在では国内に数店を残すのみになってしまった「ボルツ」の看板。その貴重な1店が宇都宮にありました。
店内はかなり年季の入った喫茶店風で、他にお客さんもおらず、実にスローな営業風景です。
目玉焼やスライスしたタンドリーチキンが乗る定番品が売り切れだったので、今回は季節のカレーのEランチを注文しました。
鶏肉とグリーンピースのボルツ風キーマカレーとのこと。
安いのに、薬味が6種類もついて、ゴージャスですね。
追加注文のトマトスープはラッサムかなと思いきや、気さくな感じのクリームスープでした。
酸味は丸く、ややしょっぱい加減。
カレーはチェーン店やスタンドのものとは一線を画す仕上がり。
「ボルツ」のそれは南インドにルーツがあるらしく、そういった部分も時代を先取りしてたんだね。
サラリとして、ちゃんとスパイシーなカレーなのよ。どことなく懐かしみもありつつ、現代においても恥ずかしげのないようなイケるお味です。グリーンピースがいいな。
今回はご飯少なめのオーダーでしたが、それでもカレーは若干足りないくらいかな。セット品でなく、ポットで来る単品を注文したほうが良いのかもしれません。
ちなみにお得値のランチについては、売りとなる辛味の調整ができない仕組みです。ただ、薬味に青唐辛子の酢漬けもあるし十分だと思いますよ。
コメント一覧
ボルツ自体は行ったことがありませんが、似たようなお店の記憶が何軒かあります。
外の佇まいがなんとなく中華街の今は無きパンアメリカンを思い起こさせますね。
閉店のきっかけは店主が倒れ、病院で目を覚まして直ぐ店を開けなきゃ、と出ようとして家族から押さえつけられたという昭和地続きのエピソードを思い出します。
昭和も35年も前…年もとるわけですわ。
>ミサイル超獣さん
私も”平成という新時代”感覚を引きずったままです。
時の密度が薄すぎて、マヂで怖い。