昇仙峡のお土産通りにあるほうとう屋さん。
すっかり桃の咲き終わった桃源郷を寒々と見た後、新緑でも紅葉でも無い昇仙峡へもやってきました。
やはり時期外れのせいか、週末でもお客さんはパラッパラ。
お店も閉まっているとこが多かったので、あんまり食事の選択肢がありませんでしたね。
こちらはガイドブックなどにも乗っている有名なお店。
1階はお土産屋さんで、2階に広々とした食事スペースがあります。
個人利用と言うよりは、観光バスでやってくる団体客へ、一応のご当地メニュー体験をやっつけるような場所なのかな。
食事メニューも数種類のほうとうに絞られていますし、おつまみや郷土料理のたぐいもありません。
まず、突き出しに供されるのが、カチコチに凍ってもうどうにもならないぶどうゼリーと、お店オリジナルのほうとう饅頭。
ほうとう饅頭は、切り干し大根やきのこ、ナッパをあっさり炊いたものを具にした、いわば蒸しおやきであります。
饅頭のお土産は基本甘いものばかりなので、こういう変わり種は面白いと思いますし、普通にイケます。
ただ、申し訳程度のかぼちゃ片が乗っかるだけで、名前とは裏腹にほうとうはこれっぽっちも想起しませんが。
ほうとうは生麺から火を入れるのではなく、予め茹でたものを仕込んだ時短タイプ。
ベースは共通で、上に乗る具が違うだけです。
だけど、かぼちゃやきのこ、お肉を切り分けて単体メニューにするよか、五目タイプのものを作った方がいい味出そうなんだけどな。
ダシはわりとちゃんとした風味で、思ったよりはマシなお味。
ただ、いかんせん具が貧弱で、煮込みも足らないため、どうしても深みは出てきませんね。
ちなみにお味はかぼちゃよりきのこの方が良かったです。
ベタベタ過ぎてくやしいけれど、やはりほうとうは「小作」なりで食うべきなのかも。
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