大田町通りにあるわっぱ飯の専門店です。
まず、わっぱ飯の専門店というのが珍しいよね!
平日お昼のみの営業で、国産原料にこだわった無添加がウリなんだそうな。
そんな意識の高さに反して、値段設定が安くてさ。いったいどんなチープなもんが出てくるのか、ちっこかったりするのか、ずっと気になっておりましたよ。
対応してくれたのは店主らしい年配の男性と手伝いのヲバちゃん。まず入り口で会計を済ませて、自分で上げ下げをするセルフスタイルのお店です。
立派じゃん!
わっぱごはんは注文後に蒸し始めるみたいで、熱々のものがいただけますよ。
わっぱは上げ底になっており、ご飯はそれほど深くは入っておりません。それでも小さなお茶碗に軽く3杯分はある分量で、ボリュームは十分でしょう。メイン具材となる鶏肉も柔らかくてジューシィです。
一つ注意は、真ん中の程よく半熟に仕上がった蒸し卵の扱い。これは初手から潰してしまってくださいよ。一杯食べて、底が見えた状態で割ってしまうと、流れた黄身がたちまち底の穴へ吸い込まれていき、思わず「うはぁぉあ”~」と変な声が出ますからね!
出し殻で作った淡い味のコブ煮に節の香りのお味噌汁付きで、お値ごろ感は高いと思います。
強いて欠点を挙げるなら、ご飯が柔めなことかな。もち米とのブレンドらしいのだけど、予めコブダシで炊いたご飯に各々の具を乗せてさっと蒸している関係で、生米からじっくり蒸して作るハフハフな熱気と比べるとちょいヌルめ。
個人的に、わっぱ飯のキモは、粒の間から立ち上る猛烈蒸気だと思うので、その点、もう一歩攻めてくれると最高です。
ただ、気さくなランチ店として、オペレーションの問題もありますし、店内に目立つ、くたびれたおっさん客層には、この味わいや食感の優しさが、むしろ丁度いいのかもって思ったりもしました。
コメント一覧
ありゃ閉まっちゃいましたか。
平日昼オンリーゆえなかなかお金を落とす機会がなかった身にとっては惜しがる資格もないのかもしれませんが。
それは別としてコロナ騒ぎは飲食店業のダメージも計り知れませんね。
>ミサイル超獣さん
主にご家庭の事情とのこと。
そもそも儲ける気が強くなさそうなお店でしたね。
閉店?
ホントですか??
困ったなぁ。。。
>NEKOさん
残念ながら。
でも、すぐ脇に「五味香」の台湾キッチンが出来てて、お弁当とか気になりました。