第一京浜沿いにある大判焼のお店。
新子安はかなり久しぶりの訪問になりましたが、通りの向こうから、こちらの暖簾が揺れているのが見えて、嬉しくなりましたよ。
巨大工場街の無骨なイメージがある新子安周辺。
飲み屋だけでなく、甘いもののお店もひっそり残っているのが、逆にそれっぽいリアルな風情だなと感じます。そうなのよ、ビールよか、甘味を欲する労働者も、一定層いるからね。
この「菊家」も古いお店らしく、親から聞いて私が訪れる頃には、すでに高齢の婆さんが頑張っていたから、もう廃業も時間の問題かなと思っていたのよ。その後、なんとか下の代につながったみたいで良かったわ。
ただ、以前は店内で提供していたあんみつなんかはやめちゃって、今は大判焼き一本に絞っているようです。
昔ながらの物々しい機械で焼かれている大判焼は、つぶあん、白あん、カスタードの3種類。
こちらの大判焼きはちょっと独特で、蒸気を当てて?保温する関係で、食べるときには皮がふんにゃりしてたのよ。どうやら、今はその方式でなさそうで、種類によってはバットにとって布がけしたものを焼き直すような感じだったな。
これは鉄板で保温されていたものを直にもらったのですが、素朴な風合いの皮がサクッと焼けているのがいい感じ。かじってみると生地はややふんにゃり。マグマのようにたっぷり溢れてるアッツアツのあんこ。
なんだか、前よかおいしくなっているような気もするのです。
安価で、一つでも大満足できる名物甘味。ご近所さんだけでなく、車やバイクで立ち寄って買い求めるおなじみさんも多いですね。
コメント一覧
大判焼、たまーに食べたくなる事あるんスよ。
今度寄ってみます(^^)
>のりりさん
サザエや御座候でも十分旨いですが、
インディーズならではの良さもありますね。
15年以上前、新子安に会社があったのでほんんっとによく行きました。実は懐かしさのあまり去年一度いったのですがね、今年も営業されていたのですね、ああ、うれしい。なんかありがとうございます。新子安は駅向こうにもいい和菓子屋さんがありました。こちらも健在でした(当時は)
>さんぱちさん
ぜひ、またどうぞ。
駅向こうの和菓子屋さんも買ってきましたので、追々に。