南口の商店街にある中華屋さん。
この日は諸々立て込んで、お目当てのランチには間に合わなかったのです。
でも、大丈夫よ。
以前散歩した際、店頭からただならぬオーラを発する中華店を見かけていたからね!
ざっと見は麺飯を中心とした下町中華のスタイル。メニューにはウマニ、かに玉、肉だんご的な古式漂わす料理がならんでおり、察するに昔からのお店なんじゃないかな。
さっぱり清潔感のある店内には、お昼のピークはとっくに過ぎていたこの時間でもパラパラとお客が途切れませんね。テイクアウトの注文も度々入ってきますので、厨房は大忙しです。
こういうお店ではヤキソバなり、五目ウマニそばなりを頼みたいところですが、目に止まった以上は避けて通れなかった、ウヅラ丼です。
いや、もちろん分かってましたよ。鶉肉なんて使ってるわけがないってね!
鶉といえば、一部中華街ではひき肉をレタス包みするようなアレが思い浮かびますが、やはりこちらのルーツはそういう時代の中国料理店にあるんだろうなと思います。
ウヅラ丼は、ひき肉餡掛け丼でありました。
いわゆる広東風麻婆豆腐から辛さと豆腐を抜いたイメージかな。タケノコとネギがごくごく細かく刻んであり、ひき肉もダマにせず、ポロポロに炒めてありますね。
優しくトゲのない醤油餡掛けも好ましくて、丁寧な調理がなされている印象を受けますよ。
麺飯にはサックリとうまそうに焼かれた半餃子がつけられます。
町中華みのある餡は、ペースト状で野菜の甘みを感じるもの。
スープも塩梅良く、自家製漬物も気が利いて、侮れぬ実力店なのは間違いないですね。
コメント一覧
瀬谷の逸品のお店ですね。
あたしは天津丼をいただきましたが、すっごく美味しかったです。
今度は、何をいただこうかな~。
>Caさん
逸品の冠に偽りなしでしょう。
チャーハンとやきそばが食べたいです!