ジョイナスの「北浜」で鯛御膳

横浜駅の地下街に入る和食処。

これまで幾度かの改装を経ているジョイナス。その中で不思議と手つかずになっているのが、このお店の存在です。

一昔前のデパート食堂街に入ってそうな和食処というか割烹というか。とにかく店舗選択の視界からは外れたお店だったんだよね。人形町に洒落た本店があることも、今さっき、知ったくらいでさ。

そんなお店になぜ入ることになったかと言うと、この日はすっごく暑くって、なんぞ手近で和風のさっぱりとしたお食事をやっつけたいと思ったからなのです。

お店に入ると和服姿の若いお姉さんが迎えてくれました。店内は往時のままコッテコテで、思った以上にくたびれております。

ほんと、なぜゆえ、このままに残ってるのか？　なにか相鉄の弱みでも握っているのか？　ただただ不思議でなりません。

改めてメニューを眺めてみると、お刺身やフライをメインにした、ほどほどの和定食がいくつか見つかりました。あれ？もしや、めし処として使えるお店だったのかな？と。

そんなほのかな希望を打ち砕く、乾杯セットのやっつけ小鉢からどうぞ。

ビールはサーバーが怪しいのか、ちょっと酸っぱいな。

かご盛り握り寿司。

海鮮系に期待したのですが、地方のちょい寂れた和風ファミレス風です。

鯛のお刺身とかぶと煮の鯛御膳。

体裁はすごく豪華なのよ。でも、お刺身は歯ごたえ無く柔らかいし、鱗の処理がもう一歩なかぶと煮にのっかった、くったり大根がなんとも情けない感じ。白飯もいまいちですね。

まぁ、値段は思ったより手頃なんだけどね。そもそもこの夏の時期に寒ブリと書かれた鰤御膳を推している時点で、さっぱり気を使わないお店なんだなっていうのが分かります。

ただ、横浜駅で煮魚定食が食えるお店はなかなか思い浮かばないかもね。そういった意味ではやはり貴重なのかもしれん。フライとか？　ものを選べば、あるいは？