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センター南の「ウミガメ食堂」でバンメン

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区役所の向かいにあるマンションの半地下。

麦田町の老舗「奇珍楼」から枝分かれした中華屋さんです。

相変わらずの人気ですね!

こちらの立地は、必ずしも人々の動線の途上にはないのですけれど、コロナ禍まっさかりのこの状況下で、依然行列ができるほどの集客は立派です。客層も近隣のワーカーから親子連れまで幅広く、その後もしっかりと支持が浸透しているのだなと感じますよ。

ニュータウンとして、立派なインフラや商業施設をいくつも擁するご当地。その一方で、街の規模や活力を受け止める商店や飲食店が芽吹いているかというと、まだまだ貧弱で偏った状況だと言えましょう。

そんな底浅な都筑の街に、横浜の古き中華料理文化を宿すこのお店がやってきたことは、単に美味しいお店ができたということ以上に、大きな意味があるんじゃないかと思います。この先も街の核になるお店の一つです。

店内は中華というよりは今風の居酒屋さん的な体裁。混雑時は相当ごみごみ、バタバタしますけど、ホールの奥さんが明るく対応してくれるので救われますね。メニューは麺飯中心で、値段は町の相場よかやや高めかな。

みんな金持ってるからな!

まずは手堅き焼売です。

肉肉しいというよりは、つなぎも感じるもの。ほんのり甘くて、またもっちりとした皮の存在を感じる点が面白いです。

その後、ランチのお得な焼売・ミニ丼セットはなくなっちゃったのかも。

看板にもなっているワンタン麺が特にオススメよ。

あっさり真面目なスープ、自家製の極細麺、旨くて赤いチャーシュー、ごん太メンマ、ワンタンの肉餡と、このお店のエッセンスが一通り味わえるし、価格も熟れているからです。

バンメンという絶滅危惧メニューが、新たな地に持ち込まれる最後の例かもしれないな。

もっとも、これに関しては「奇珍」のものとはだいぶ体裁が異なりますね。季節の地場野菜などを取り入れた、スープ少なめのあんかけソバって仕上がり。

「奇珍」といえば、あんかけがやたら甘いオールドスタイルでも知られていますね。こちらの餡も甘いっちゃ甘いのですけど、常識の範囲内というか、近代的な姿にブラッシュアップされております。

古い姿のまま固まるのではなくて、その魅力を残しつつ、前を見て進んでいる点。すでに本家を上回る存在でもあるのかなと感じます。

今後も頑張ってほしいお店です。

コメント一覧

  1. jincun より:

    私も3/30に伺ったところです。
    ミニラーメンとシューマイのセット、単品でメンマを頂きました。
    麦田とは違うネギのみじん切り(意外と手間かかりそう)がアクセントになっていて好みです。
    薄皮の文字どおり雲みたいなワンタンかこれまた好みの細麺にするかいつも悩みます。

    フロアの女性スタッフの接客が更に美味しく感じさせてくれます(^^)

    • 管理人 より:

      >jincunさん
      もうちょっとゆったりお食事できれば文句なしですが、良いお店ですよね。

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