桝形商店街の入り口にある餅菓子店。
京都は目下こんな惨状だから、きっと、ふたばもスッカスカ。こりゃあ、餅かぶり放題だなっ!
と言いながらやってきましたが……甘かった。
たとえ世界規模の疫病が京の都を襲おうとも、混むべき店はしっかり混むんだな!
もちろん、これでも、普段よか空いてるんだと思いますよ。でも、観光の輩が来ないのなら、その分、私らが喜んで買いますわっていう地元支持の厚さが表れてるのだと思います。
あと商店街の「満寿形屋」とかもね、フツーに入れなかったからな。
いもあん大福とか! 栗水無月とか!
この時期、魅力的な品も多いのですけれど、すでに昼過ぎの店頭では払底しており、まぁ、今回はやめておくかと通り過ぎつつあったその瞬間、行列の隙間に栗餅が見えたから!!
私の番まで売り切れないでくれと、ドッキドキしながら後につきましたよ。
いやぁ、無事に買えてよかったぁ~
あんこの上に乗せた栗が、ぽっこりうっすら透けている京都なスタイル。ハラリときなこも散らして枯れた秋の粧いです。
言うまでもなく、元々の大福からして上等なのだけれども、まぁ栗のおいしさだよね。
やはり平坦なシロップ漬けにしないとこが良い。渋皮をうっすらつけたまま蒸したものなのか、そのものの素朴な風味が味わえる趣向ですよ。また、あんこも栗の印象を覆い尽くさない塩梅で良い。栗好きとしても、こういうのが至高だなと思えるお菓子です。
この日は暑かったのでやや柔めにも感じましたが、やっぱり旨いふたばの大福でありました。
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