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元町の「ポンパドウル」で霧笛楼セット

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みなとみらい線の開通以降は、アゲアゲウェーイな状態が続いていた元町商店街も、ここへきて強烈に頭を打たれましたね。

もとより、下町に暮らす私なぞは縁薄き文化圏なのですが、元町ってば、どういう顧客がどういう買物をしに集まってくるのか、イマイチつかみづらくもあるのよね。

地元富裕層の需要に応えうるお店なんか一握りだしさ、買物の際にわざわざ元町を目指す市民の皆さんがどんだけいるのか。今日び駐車場完備のショッピングモールの方がよほど充実してるからな。

やはり、ハマっ子の耳に染み付いたチャ~~ミング♪なセールの存在はめちゃくちゃ重要で、その風物詩的な開催を目掛けて、実は用も無い人々が足を運ぶきっかけにはなっていると思います。

もっとも、期待感が刷り込まれているわりに、代わり映えしない内容だし、お得でもないんだけどね。

今年春のセールは、緊急事態宣言解除に合わせたずらし開催で、シャッターが目につくようになった淋しき風景も、にわかに活気づきました。

ただ、内容については、各店まだまだ及び腰で、いつも以上に買うものが見つからねぇ状況のように感じましたよ。

恒例となるポンパの店頭売りに「霧笛楼」とのコラボ品セットがならんでいきました。

目玉は横浜土産ではおなじみの横浜煉瓦を丸ごとくるんだ横浜煉瓦パンです。

しかしまぁ、どんだけ余したんだ、横浜煉瓦。これは間違いなくコロナ不況下でしか拝めない限定商品だと思いますよ。

パンという偉大なる食物はあらゆる具に対して包容力を持っていますが、たとえば、カステラパンのように、個別に食った方が旨いもんも包んでしまう悪ノリがありますよね。これもまぁそんな感じで、話のタネになる以外、わざわざパンにすることの相乗効果はありません。

ただ、さすがはポンパなのです。

くるみの食感は残したい、なめらかな甘みを加えたい、マーマレードで後口を拭いたい的な、横浜煉瓦の無駄重いとこをしっかりフォローした作りになっており、ぐぅの音も出ねぇな。もうね、この先の横浜煉瓦はオレンジ加えて、リニューアルすべきですよ。

クリームパンはクリームを表面にもたらして、香ばしさを加えてます。中身はパティスリー的なカスタードでリッチな風味なのですが、ちょっと固まりつつある感じで、舌触りはなめらかではないかな。

カレーパンは細かく刻んだ玉葱人参が入るわりと気さくな仕上がり。卵屋らしく、うずら玉子入が嬉しいですね。

こちいは、おまけの定番品。

カップ品のラインアップに、もっちりなたまごパンが加わってましたね。これについてはもう少し卵スイートな風味だと、なおいいな。

手頃値で親しみやすいバウムクーヘンは、ジャム層を挟んでもっさりしない工夫です。

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