横浜駅の「龍王」でニラレバ炒め定食

西口五番街にある大衆中華店。

「龍味」とならび、西口中華のダブルドラゴンと称されるっつーけど、ホントかよ？？

ま、ま、どちらも安価に食えるお店なのは間違いありませんが、お料理は路線が違うというか、レール規格が異なる印象ですよね。

お店はジョイナスの１階部分ではあります。相鉄の改札でバッツリ分断された奥の奥。バックヤードのような、流刑地のような場所にあります。

会社が今風に改装する気がサラサラ無い一角なので、むしろ、かつての横浜駅の雰囲気をそのまま残しているようで懐かしくもありますね。小汚くて、薄暗くて、歩くと床がベリッっとするあの感じです。

こんなとこにカタギの買い物客が迷い込むことはまず無く、元々は駅ビルの関係者や出入りの業者が社食的に使ったお店だと思うのです。

今は口コミの影響もあって、午後の時間外れでもおっさん客が途切れない、チャイナ姉のオーダーが高らかに響く、活気ある店内になっています。

それがさ、えっらい長いこと、コロナ休業してやがって！　いやいや、そんなお店じゃないだろうとびっくりしてたのよ。この日、久々に入店が叶いました。

メニューは定番の麺飯を中心に構成され、駅ビルらしからぬ、安さとボリュームが売り。

お店として、特段の名物はありません。

何が旨いわけではないので、曜日指定の定食や、感謝麺という週替りのサービス麺に半チャーハンをくっつけたセットを注文するお客さんが多いと思います。飯なんか、お仕着せで構わねぇ奴らよ。

ちなみに、定食へやっこをつけてくる店は一杯飲ませたくて仕方ねぇんだな。

金曜定食のレバニラです！　ドーン！

シンプルにしゃっきり仕上げる「龍味」と違い、こちらはみなぎる大衆パワーでもってねじ伏せる系。

しっとり仕上がったレバニラは揺るぎなき濃い味でもって、安く砕けた米をザラザラと進めます。ちなみにご飯は大盛り無料ですが、逆に少なめにして、この盛りです。

うん、何の不満もないわ！　

安価にお腹を満たしてくれる点では、実に頼もしい「龍王」は健在でした。