秩父往還にある豚みそ丼のお店。
この時はコロナの影響らしく、持ち帰りのみの営業になっておりました。
元々営業時間の短いお店なので、秩父に着いてすぐ寄ってみたのよ。
しかし、人気店というわりに活気が無く、どうしたんじゃと思ったら、店頭に ”お弁当のみ” の張り紙が見えて、ガックシと膝から崩れ落ちた経緯。
ま、でも、これを駅弁代わりにお土産にすればいいじゃねってことで、旅の最後の再び訪れたのです。
店頭を眺めていると、往時ほどではないのでしょうけれど、必ずしも地元のお客さんは離れてないようで、お弁当を買うため車で次々乗り付けている光景でした。
ガランとした店内に入ると券売機があり、お弁当の食券を購入した後にカウンターで引き換える形。
お弁当は一種類のみとなり、作り置きされた物をどんどん渡していくので、大口でなければ予約不要です。店内で長く待つこともありません。
お弁当はロースとバラのミックス丼になっておりました。
こちらが元祖を謳う豚みそ丼の歴史はそれほど古いものではないらしく、帯広の豚丼を参考に、地元名物となる豚の味噌漬けを丼に仕立てたものになります。
こちらの特徴は焦げでしょうかね。炭焼きされた香ばしい匂いが丼に魅力を加えていますよ。
お肉は程々の厚みで、柔らか。味噌味もそれほど強くない塩梅だと感じます。小袋の一味と山椒でもって、野味が増すよな。
なるほど、わらじカツ丼よりはお弁当向きかもしれません。ただ、これは店内で焼きたてを食べた方が何倍か旨いような気がしますよ。
コロナ対応というには飲食休止期間が長引いており、諸々合理化する中で、食事処よか弁当販売の方が楽ちんという手応えなのかもしれませんが、もったいないよな。
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